与謝野町議会 > 2021-12-16 >
12月16日-06号

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  1. 与謝野町議会 2021-12-16
    12月16日-06号


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    最終取得日: 2023-05-06
    令和 3年 12月 定例会(第105回)          第105回令和3年12月与謝野町議会定例会会議録(第6号)招集年月日 令和3年12月16日開閉会日時 午前9時30分 開会~午後4時43分 延会招集の場所 与謝野町議会会議場1.出席議員       1番  高岡伸明       9番  和田裕之       2番  永島洋視      10番  河邉新太郎       3番  杉上忠義      11番  浪江秀明       4番  山崎良磨      12番  渡邉貫治       5番  下村隆夫      13番  家城 功       6番  安達種雄      15番  宮崎有平       7番  今井浩介      16番  多田正成       8番  山崎政史2.欠席議員(なし)3.職務のため議場に出席した者      議会事務局長    前田昌一    書記        須田美鈴4.地方自治法第121条第1項の規定により、説明のため出席した者      町長        山添藤真    代表監査委員    田中眞一      副町長       和田 茂    教育長       長島雅彦      企画財政課長    小池大介    教育次長      柴田勝久      総務課長      長島栄作    社会教育課長    植田弘志      防災安全課長    藤垣浩二    福祉課長      田辺茂雄      CATVセンター長 小牧伸行    子育て応援課長   下川賢司      税務課長      吉田雅広    保健課長      平野公規      住民環境課長    中上伸午    商工振興課長    小室光秀      会計室長      安田 敦    観光交流課長    谷口義明      建設課長      柴山 進    上下水道課長    山添雅男      農林課長      井上雅之5.議事日程  日程第1 議案第131号 令和3年度与謝野町一般会計補正予算(第5号)                               (提案理由説明)  日程第2 議案第114号 与謝野町国民健康保険条例の一部改正について                                (質疑~表決)  日程第3 議案第115号 与謝野町大豆・米乾燥調製施設の指定管理者の指定について                                (質疑~表決)  日程第4 議案第116号 与謝野町生産物特産加工販売施設の指定管理者の指定について                                (質疑~表決)  日程第5 議案第117号 大内峠一字観公園の指定管理者の指定ついて                                (質疑~表決)  日程第6 議案第118号 旧加悦鉄道加悦駅舎の指定管理者の指定について                                (質疑~表決)  日程第7 議案第119号 旧尾藤家住宅の指定管理者の指定について                                (質疑~表決)  日程第8 議案第120号 かや山の家の指定管理者の指定について                                (質疑~表決)  日程第9 議案第121号 加悦椿文化資料館の指定管理者の指定について                                (質疑~表決)  日程第10 議案第122号 財産の無償譲渡ついて                                (質疑~表決)6.議事の経過     (開会 午前9時30分) ○議長(多田正成) 皆さん、おはようございます。 昨日まで一般質問、それぞれに大変ご苦労さまでした。本日から条例、補正審議に入っていただきますが、条例、補正につきましては、議案内容に基づき質疑をしていただきますよう、よろしくお願いいたします。 それでは、ただいまの出席議員数は15人であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、お手元に配付しております議事日程に従い進めたいと思います。 報告いたします。本日、議案第131号 令和3年度与謝野町一般会計補正予算(第5号)が追加提案されましたので、上程し、これを議題とします。 日程第1 議案第131号 令和3年度与謝野町一般会計補正予算(第5号)を議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 皆さん、おはようございます。 それでは、議案第131号 令和3年度与謝野町一般会計補正予算(第5号)について、提案説明を申し上げます。今回の補正は歳入歳出予算に、それぞれ1億4,699万1,000円を追加し、総額を128億340万5,000円とするものであります。 それでは、歳出について、ご説明を申し上げます。12、13ページをお開き願います。第2款総務費、第1項総務管理費、第7目地域振興費、地域づくり推進事業では、第18節負補交、まちづくり人づくり補助金を499万1,000円追加をしております。これは現在、実施をされています温江地区公民館の建て替え工事について、資材費の高騰により総事業費が約750万円増額したため、まちづくり人づくり補助金を増額分の3分の2追加交付するというものであります。 次に、第9款消防費、第1項消防費、第5目災害対策費、新型コロナウイルス対策事業では、第19節扶助費、子育て世帯臨時特別給付金を1億4,200万円追加しております。現在、国会でのコロナ対策における子育て世帯臨時特別給付金の議論を踏まえ、子育て世帯を迅速に支援をしていきたいこと。クーポン券での支給事務が容易でないこと。相当数の時間がかかるということから、総合的に判断し、10万円を一括現金給付といたすものであります。 第4号補正予算において先行して5万円、現金給付分を計上しておりますので、今回は残り5万円分も給付することとするものであります。なお、児童手当の対象となっている中学生以下の給付につきましては、年内に児童一人当たり10万円を現金で給付をするということであります。 以上が歳出でございます。 次に、歳入について、ご説明を申し上げます。10、11ページをお開き願います。第10款地方交付税、第1項地方交付税、第1目地方交付税では普通交付税を1億4,699万1,000円追加をしております。子育て世帯臨時特別給付金につきましては、全額国費での給付となりますが、今回、補正予算分につきましては、国の補正予算が成立をしていない状況でありますので、普通交付税を現在の交付決定額の範囲内で追加し対応するというものであります。 以上が、令和3年度与謝野町一般会計補正予算(第5号)の概要であります。 ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) 本案については、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 次に、日程第2 議案第114号 与謝野町国民健康保険条例の一部改正についてを議題とします。本案については、既に提案理由の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第114号を採決します。 本案については、原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第114号 与謝野町国民健康保険条例の一部改正については、原案のとおり可決することに決定しました。 次に、日程第3 議案第115号 与謝野町大豆・米乾燥調整施設の指定管理者の指定についてを議題とします。 本案についても、既に提案理由の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。 13番、家城議員。 ◆13番(家城功) それでは、指定管理の施設につきまして、全般的に7件、この後、施設の指定管理が出てくるわけですが、町長の提案理由の説明の中で各施設とも十分な審議をした結果、以下の業者にお願いすると、皆さんにお願いするというような説明であったというふうに記憶をしておりますが、まず、指定管理につきましては、昨日の一般質問でも申し上げましたが、財政健全化の取組の中で指定管理の考え方をしっかりと協議をしていただきたいと、その中で指定管理についての方向性を定めていっていただきたいと。これは6月議会にお願いしておりましたことでございまして、その後の審査となりましたので、十分な協議をしていただいたと、町長のほうからご説明がありましたので、どんな協議をしていただいたのか、まず、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたします。今回、提案をさせていただいております指定管理業者の選定につきましては、選定委員会の中で十分なご審議をいただいたものと認識をしているところでございます。その審議の内容につきましては副町長のほうから答弁をさせていただきたいと存じます。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えいたします。まず、前段で指定管理制度というものは、この間も申し上げておりますように、公共施設の管理運営を委ねていく団体等を選定するということでございます。これまででしたら、部分について、そういった選定を行わずに委託を、施設の管理を委託できるというふうなことだったんですけども、自治法の改正によりまして指定管理者制度に移行したということで、もうかれこれ20年近く、この制度が発足して、たつのではないかなというふうに思っております。 それを受けまして、本町でも指定管理制度に移行していったわけですけども、まず、この前提となりますのが、この指定管理を受けていただける団体等があるのかということが、まず、基本になります。したがいまして、各担当課があるわけですけども、その担当課におきましては、この指定管理を受けていただけることに対する内容について、協議を行っております。それは、どういった管理をしていっていただくのか。それから、管理をしていただくに当たって、管理料が要るのか、要らないのか、要るのであれば、どれぐらいの経費を計上していくのかということです。 この、まず、指定管理を出す、しょっぱなといいますか、初年度のほうは、やはりそれまで行政が、その管理をしてきた経費を見比べて、指定管理に出したほうが有利になる。いわゆる基本的には安くなるというのが前提だったというふうに思っております。 したがいまして、発足当初は、そういった、これまで行政が管理運営をしてきたのと比較して、それよりも高くなるような設定はしていなかったというふうに思っております。したがいまして、それが、この間、ずっと続いてきておるということはあるというふうに思ってますけども、ただ、それだけではなくて、特に今回につきましては、赤字が出る場合にはないんですけども、利益が出た場合には、それの一定割合を町に還元していただくというふうな、特に集客施設等については、そういった見直しも行いながら、公募、非公募を含めて、募集をかけたということでございます。その間、募集をかけるに至りますところから選定委員会になるわけですけども、選定委員会で、その内容について事細かに委員会の中で協議をさせていただいて、公募といいますか、募集をかけたということでございます。それに手を挙げていただいた団体の、いわゆるプレゼンをお伺いし、こちらから質問もさせていただく中で、それぞれの委員が採点を行って一定、点数以上の団体については、候補者といいますか、優先候補者ということで委員会では決定をさせていただいて、その後は各担当課で細かな調整をさせていただいて今回の議会の提案ということになっております。 したがいまして、選定委員会につきましては、あくまでも募集をする際の内容、それから、指定管理料がどうなのかということと、あとは、そのプレゼンを聞いて、それぞれの委員が配点をしていきますので、そこは、もう出てきた結果どおりということで、今回の議案の提出になっているというところでございます。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) 今、指定管理をかける前に、そういった指定管理にかけたほうが得なのか、経費がかからないのかというような相談をしたということですが、どれぐらいの時間をかけて協議をされたのか、ご説明いただきたいと思います。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えいたします。それまでの経費との比較というのは、申し上げましたように一番最初に指定管理者の制度を導入するというか、指定管理者に移行するときに、それまで行政が行っていた経費と、指定管理に出す場合の経費の比較というのを行いました。 しかし、その後、もう20年近くたつ中では、やはり一定、これまでの指定管理料が一定基本になるというふうに思っておりますので、そこにつきましては、例えば、新たな内容が加わるとか、例えば、その業務が減るとかいうことでしたら、それは議論いたしますけれども、指定管理料につきましては一定、各課が、その辺は精査をして選定委員会に上げていきますので、具体的には選定委員会は3回行っておりますけども、これはいわゆる要件ですね、公募にするのか、非公募にするのかとか、それから、内容について協議をして、最終的に3回目で、これでプレゼンをしていこうということで結論を出したということでございます。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) この件につきましては、監査会でも監査委員さんのほうから指定管理についての考え方、また、見直しをというような意見もあったというふうに記憶しております。先ほどの副町長の説明の中で、20年来の経費というような話がございますが、この大豆の乾燥施設、いわゆる与謝の精米所のとこですが、これにおいても、それぞれの資料の中に機械の老朽化、また、施設の老朽化、そういったことが出ております。20年前とは状況がはるかに変わっております。例えば、この機械が、いつまで持つのか、そういったこともしっかりと確認をしていただいて、これ今回は5年間、今後また、指定管理をお世話になるというような内容でございますが、そういったことも協議の中に取り入れていただいて、将来的に行政の負担がどうなのか、この施設が最終的に行政が所有するべき施設なのか、そういったことを協議していただきたいというのが、私の一般質問の思いでございましたが、そういった思いは受け止めていただけとるのでしょうか。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えいたします。議員おっしゃるように、この間、施設の管理運営に先立ちまして、基本となるのがカルテということを、よく言っていただいているというふうに思っております。 それを我々も当然、施設を管理していく中では、そういったものがなければ行き当たりばったりになってしまうということは認識をいたしております。この間の今回の、この乾燥調製施設につきましても、これも平成16年ぐらいにオープンしたというふうに思っておりますけども、もう20年が経過をいたしております。その間、本体、基本的な、いわゆる自然循環の農業を推進していくという中の根幹の施設は、まだ、老朽化はしているものの、問題はないんですけども、やはり安心安全なお米をということ、大豆ということになりますと、やっぱり精米する中での色選と言いまして、ごみとか不純物をはねていくというふうな、そういった機械が必要になってまいってきます。これにつきましては、この間、更新もいたしておりますし、今年度につきましては、この色彩選別機というのを更新をいたしておりますけども、これにつきましては、もうこの与謝ファームが主体となって自身の資金で補助金を受ける中で整備をされていったという経過がございます。 したがいまして、我々もできるだけ指定管理者を中心に、この施設を譲渡していくという話はこの間、進めてまいっておりまして、与謝ファームにつきましても農林課のほうでは早くから何とか地元で、会社で運営してもらえないかという話は持っていっております。その成果もありまして、今回、出しておりませんけども、これまで指定管理で出しておりました二つの施設については、もう指定管理は出さずに普通財産にする中で処分を考えるなり、利活用を考えていくというふうなことも議論をいたしておりますので、家城議員からありましたような内容につきましては、一応問題意識を持ちながら委員会では議論をさせていただいているということでございます。
    ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) 町長にお伺いします。昨日の指定管理については、しっかりと今後を見通した中での考え方というのをしっかりと行っていただきたいというお約束をいただきました。今回、7施設ございますが、ある程度、協議をしていただいた中で判断されたという認識をさせていただきますが、今後においては、やはり老朽化も、どんどんどんどん進んでいきます。施設自体も老朽化が進みます。そういった中で行政が本当に必要かどうかということも含めた、前太田町長が常に言っておられたスクラップ・アンド・ビルド、いわゆる町にとって本当に必要なものを残していくという考え方をしっかりと、この先もお願いしたいんですが、お約束いただけますでしょうか。 ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたします。現在、与謝野町の公共施設において、指定管理制度で指定管理をお世話になっている施設につきましては、当然のことながら、それぞれの設置条例に基づく施設運営ということとなっております。この中で、指定管理をお世話になることによって効率的に運用が図られるかどうか、これが非常に重要なことであると考えております。一方で時代の変化、そして、施設の状態の変化というものを鑑みましたときに、そのまま継続をしていくということではなく、やはり創意工夫を凝らしながら施設運営に当たっていくべきであると考えております。 そうしたことを考えますと、我々におきましても、それぞれの施設が適正に運用できるように我々といたしましても、できる限りの連携を密にさせていただきながら、様々な工夫を凝らしていくことができるように、これは尽力をしていきたいと考えているところであります。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) それでは、具体的な部分について、お聞きします。前回5年前の資料も頂いておりまして、今回、採点表が議案資料の8ページについております。このうち申請団体に関する事項というのが180点の配点で138点ということでございますが、前回は120点の配点になっておりました。この60点が増えた中身についてのご説明をお願いします。 ○議長(多田正成) 暫時休憩します。     (休憩 午前9時52分)     (再開 午前9時53分) ○議長(多田正成) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) すみませんでした。施設によって配点表を変えておりまして、その配点部分の今回、変更点等の資料が手元にございませんので、後ほどお答えをさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) お答えができなければ質問ができないんですが、これ増えた項目が申請団体に関する事項ということなんで、この団体に関する事項が、どういうふうに変わったのかというのが聞きたいんですが、時間がかかりますか。 ○議長(多田正成) 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) 申し訳ございません。少しお時間が頂きたいと思います。 ○議長(多田正成) 暫時休憩します。     (休憩 午前9時54分)     (再開 午前9時59分) ○議長(多田正成) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。 ここで10時20分まで休憩とします。     (休憩 午前9時59分)     (再開 午前10時20分) ○議長(多田正成) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。 答弁を求めます。 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) 貴重な時間を頂きまして申し訳ございませんでした。 先ほどの家城議員のご質問でございます、資料のほうの14ページの下ほどに審査結果の配点が前回、平成28年度の審査結果の6ページになりますけども、下の採点表とで合計が違うということでございまして、2段目の2項目めの申請団体に関する事項というところで前回が120点満点が、配点が、今回180点というところの差でございます。今回、この件につきましては、審査項目2項目めの申請団体に関する事項という欄で、この欄に2項目ございまして、経済的安定性についての項目と同種の施設管理業務の実績について、この同種の施設管理運営業務の実績についてという欄が前回は項目を、配点をなしとしておりましたが、今回、この項目を、同種の施設運営業務の実績があるかという項目を、この施設については継続してされておりますので、この実績があるかどうかという項目を入れたというところでございまして、こちらが、それぞれ1点ということで、60点の追加ということで120点から180点に変更となっているというところでご理解いただきたいと思います。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) 今、課長のほうから実績の点数が加算されたということで、前回の採点と比較しておりますと、もう丸々満点で、実績については評価されたんだという認識をしております。その中で、議案資料の5ページの5段目でございますが、施設の特性や立地条件などの活用方法というのは、実績につながってくる部分だというふうに、私は思っておるんですが、今回、丹後コシヒカリのブランドと貯蔵庫の大きさを生かし、米の国外への輸出を視野に入れると、これは施設の特性や立地条件の活用ということで、こういう計画を出されております。国外に米を輸出する、ここの施設が、そういった指定管理のもとで、そういうことをされるのか、ただ単に町内の業者が国外輸出をされておるところの貯蔵をするための部分なのか、その辺のことについては、どういうような評価をされたのか、それは施設の管理に関する部分になると思うんですが、その点数は前回より、221点から201点に20点の減点になっております。この海外輸出をするということは評価をされなかったのか、その辺の認識や考え方、また、協議で出た意見をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えいたします。今、議員ご質問の、そこの部分に特化をして議論をしたということは、私は記憶がありませんけども、過去の経過から申し上げますと、先ほど議員からありましたように、そこで精米等を行った農家の皆さん、あるいは事業者の皆さんが海外に、それを輸出といいますか、海外のほうで、それを商売にされているということは、この間、お伺いをしてきているということでございますけども、その点数が5年前と下がったということについては、そこは、そのことが無理だからどうだという判断に至ったのかどうかという議論は全体の委員会としては議論はしておりませんけども、個々の委員の皆さんが配点をされる中で、そういったことを感じられて配点されたということはあるかも分かりません。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) 今、副町長、そういうようなご説明だったんですが、町長の説明では十分な審査をして協議をした結果ということを言っておられます。この施設管理に関する部分については、特に変更になったのは、全ての項目を読みましたが、この部分、海外輸出の部分だけなんです。それによって点数が下がったということは、評価が下がったというふうに、私は認識するわけですが、そういった議論を踏まえて、今回、提出されたというふうに思っておるんですが、今、副町長のご説明では、ただ単に採点をしただけだというようなことですが、本当に十分な協議がなされておるのでしょうか。その辺が非常に疑問に感じるわけです。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えいたします。議論は十分、委員会のほうではさせていただいております。それは当然、議員がおっしゃるように指定管理に対する、いろんな見直し等も、この間いただいている中で、そこはシビアに議論をさせていただいてますけども、今回の、この施設に限りましては、非常に地域で協力的に会社を立ち上げてやっていただいているということもありますし、前向きに新たな取組も進めていこうということで、今回、国外にも打って出るというふうなことを、先5年間の計画として資料に上げられたということです。 その計画の内容について、先ほど言いましたように、この施設で保管をいただいている大きな保冷庫がございますので、それを農家の皆さん等に活用していただいて、外国に輸出というか、持ち出していただくということもあるでしょうし、施設としてお米を買い上げるわけですから、その施設が、そのお米を、どこの業者さんに販売されるかによって、お米の行き先が変わってくるということになりますので、そこは、その内容によって恐らく販売価格等にも反映されてきているんだろうなというふうに思ってますので、今後、5年間、どういった取組をされるのかというのは注目をしていきたいというふうに思ってます。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) 今の説明では、農業をされておる方が海外輸出をするために貯蔵すると同時に、ここの会社自体が米を買い上げられて海外輸出をされるという認識をされておるということでよろしいんですか。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) そういうことではなくて、あそこに貯蔵を受けて、保管をしている内容のお米が、どういった方が保管されているというのは、我々も分かりませんけども、一農家の方がお願いしとる場合もあるでしょうし、いろんな、そういった法人の方が、あそこに委ねていることもあるでしょうから、そこから海外のほうに、そのお米が出ていくということを、それがまず、第一だというふうに思ってまして、あの施設が、そのことを具体的に打ち出していくというのは、これはまだ、分からない。今時点では分からないと思いますし、書かれた思惑というのは、与謝野町のお米が海外にも行ってますよという意味合いで書かれたんだろうなというふうに私は思ってます。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) 十分に協議されたというふうに思いたいです。ですが、そういったことも意見交換をされて結論をさっと説明いただけるような形、これ、この施設だけじゃなく、ほかの施設についても常任委員会で所管の部分についてはお聞きしました。業者さん、受けられる方の説明が約20分、採点に約20分で、それの総合評価に約15分、トータル1時間もかからないと、一つの施設について、それが七つであれば7時間で終わる。1日で終わるような指定管理の審査というふうに理解をしております。そういったことでは非常に真剣に協議していただいたのかなという思いであるということは、前回もご指摘をさせていただいております。そういった中で、そういった改善も含めてお願いをしたいということが1回目のほうでは、もうここで終わっておきますが、2回目でちょっとあと残り聞きたいと思いますので、お願いします。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えいたします。この指定管理の審査の件につきましては、以前にも山崎良磨議員でしたかね、もう少し時間をかけてやるべきというふうな意見を頂いて以降、そのことも含めて、それまでのヒアリング時間を長くとるというふうなことも試みをいたしております。ただ、限りといいますか、時間に制約がある中での審査ということになりますので、そこは工夫も含めて改善ができるところは改善ができればというふうに思っております。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) 町の大事な施設を預かっていただく、管理していただくことを決めるんですので、一施設に一日ぐらいは、せめてかけていただくような姿勢が欲しいということを1回目ではお願いしておきます。 ○議長(多田正成) ほかに質疑はありませんか。 13番、家城議員。 ◆13番(家城功) 引き続きまして2回目をさせていただきます。これはトータルの、あと残りの六つも含めてのお話ですが、例えば、この大豆施設で言いますと、純資産が前回の資料のときより増えております。先ほどの1回目の説明の中で指定管理制度については新たな部分として利益が上がったら町に還元をしていただくというようなルールもつくったということでございますが、これお金の出入りの部分、また、財産管理の指標が出ておるんですけども、これはあくまでも見込みの数字でありまして、決算書ではないというふうに私は思っておるんですが、この時点での見込額だと思っております。 そういった中でしっかりと利益が、どういうふうに上がったのか、また、その利益の中で何に、いうたらプラスマイナスを合わせるために、例えば備品を買われたとか、そういうことも利益に含まれるかどうかとか、そういった判断、基準というのは、しっかりチェックしていただける体制が今後は、さらに深まるという認識でよいのかどうか、お願いします。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えします。これまでから、この指定管理制度につきましては、5年間という指定管理期間があるわけですけど、単年度、1年ごとに担当課が、それぞれの施設の、その年間のモニタリング調査等も含めて、そこはしっかりと今後、モニタリングの中でも先ほど出ましたような資産とか、そういったものについてもしっかりとモニタリングをする視点というのは必要だというふうに思っております。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) 先ほどからの副町長の答弁にもありますが、町が守りができないような施設を民間、また、地元の方、そういった方に、企業も含めて管理をしていただく中で、こちらのほうがお願いしているような形というのが非常に強くなるのかなとは思いますが、町の財政は非常に厳しいということは、町長はじめ職員の皆さんも実感されておると思います。そういった中で、やはりしっかりと決算審査、この施設を預かっていただくなら、その施設の管理部分に関しての決算、会社全体の決算どうのこうのとは言いません。この施設の指定管理を受けていただいておる部分についての出入り、しっかりとチェックをしていただいて、町が少しでも持ち出しが少なくなる形づくりというのを、ぜひお約束をいただきたいと思いますが、町長、いかがでしょうか。 ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたします。先ほど、和田副町長からお話がございましたように、今回の指定管理の在り方については、利益が出た場合、町に還元をする。そういうような仕組みの導入も行っているということでございますので、先ほど議員からいただきましたご指摘に沿う形になっているのではないかと考えております。 そうしたことを創意工夫を重ねていきながら、議員がおっしゃいますように、町の持ち出しが抑えられるように、これは施設全般において努力をしていきたいと考えております。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) ぜひ、よろしくお願いします。最後になりますが、仕方なく受けていただかなければならない施設では、私は駄目だと思います。やはりこの施設を例えば、ほかの施設でも一緒ですが、指定管理を受けることによって地域の活性化が図れる、地元の活性化が図れる、また、町の産業が発展していく。そういうような施設を運営していく。また、運営していただける考え方をもってお願いをする。そういった仕組みを、ぜひともしっかりと今後、相談していただいて、指定管理についての考え方というのを深めていただきたいというのを再度に、くどいようですが、お願いをいたしますが、町長、再度お約束いただけますね。 ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 議員からご指摘をいただいておりますように、指定管理制度に基づく施設運営、管理につきましては日々の点検、あるいは調査というものも必要であると考えております。そのような中で、これからも指定管理の在り方について議論を深め、創意工夫を凝らしていきたいと、約束をさせていただきます。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) 終わります。 ○議長(多田正成) ほかに質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第115号を採決します。 本案については、原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第115号 与謝野町大豆・米乾燥調製施設の指定管理者の指定については、原案のとおり可決することに決定しました。 次に、日程第4 議案第116号 与謝野町生産物特産加工販売施設の指定管理者の指定についてを議題とします。 本案についても、既に提案理由の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第116号を採決します。 本案については、原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第116号 与謝野町生産物特産加工販売施設の指定管理者の指定については、原案のとおり可決することに決定しました。 次に、日程第5 議案第117号 大内峠一字観公園の指定管理者の指定についてを議題とします。 本案についても、既に提案理由の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第117号を採決します。 本案については、原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第117号 大内峠一字観公園指定管理者の指定については、原案のとおり可決することに決定しました。 次に、日程第6 議案第118号 旧加悦鉄道加悦駅舎の指定管理者の指定についてを議題とします。 本案についても、既に提案理由の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。 7番、今井議員。 ◆7番(今井浩介) それでは、旧加悦鉄道駅舎の指定管理につきまして、質疑をさせていただきます。一般質問でも今回、SLの活用方法ということで質疑をさせていただきましたけど、同じような内容になるかもしれませんけど、ご答弁お願いしたいと思います。 まずは、SLをもらわれた経過、そして、今後どのように活用していくのかという部分が、どういうふうに考えておられるのか、まず、そこをお聞きしたいと思います。 ○議長(多田正成) 答弁を求めます。 植田社会教育課長。 ◎社会教育課長(植田弘志) 今回、SLを含めまして3車両、日本冶金工業株式会社様から無償で譲渡いただくことになりました。これの目的ということでございます。特にSLにつきましては国の重要文化財に指定されております。それから、残りの2車両につきましては、町のほうの指定文化財ということで指定をしております。この指定されております文化財が町外に散逸しないように、できるだけ町で保存していきたいということがございまして、一番の目的としましては、文化財として重要だということで、今回、保存を決めさせてもらったものだというふうに認識しております。 ○議長(多田正成) 今井議員。 ◆7番(今井浩介) 保存するためだけにもらわれたんでしょうか。今後の活用方法というのは特にない。ただ、残すだけということで、ここに置かれるんでしょうか。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えいたします。議員のご質問の中で、この車両を譲り受けることになった経過というのが、ちょっと漏れてましたので、当初、今の3両という形ではなくて、観光というか動態、動く部分につきましても、いうたら譲り受けたい、受けてほしいという意見もあったり、町としても、そのことについては模索をいたしました。しかしながら、将来的なことを考えますと、やはりそれは、もうかなわないというふうに、町としては判断をさせていただいて、先ほど社会教育課長が申し上げましたように、いわゆる近代的な、旧加悦から当時の野田川駅までちりめんを運んだという非常に近代的な歴史的遺産ということですし、それから、123号につきましては国の重要文化財ということですので、これはもう町として保存をしていく責務があるということですし、ほかの2車両についても旧加悦鉄道で活躍した車両ということもあって、これをみすみす手放すわけにはいないということで、やはり文化財の保存として、これは今、我々が、生きている者が将来に、それを伝えていく責務はあるというふうに感じております。 今井議員がご指摘のように、ただ、それを保管するだけなのかと、保存するだけなのかという点につきましては、これは常々、町長申しておりますように、文化庁も考え方がシフトをしてきておりまして、活用という一言が入ってまいっております。したがいまして、与謝野町内には、いろんな文化財、歴史的遺産があるわけですけども、それをいかに活用できるのかということは、今後の非常に重要なポイントになってくると思ってます。 議員の皆様からもおっしゃっていただいていますように、ちりめん街道があり、尾藤家があり、加悦鉄道があり、旧加悦駅舎があり、古墳公園がある。また、ほかにも岩滝地区にも野田川地区にも、いろんな景観を保っているところがありますので、そういったものを点ではなくて線で結ぶための戦略というのは、これはもう必要だというふうに思ってますけど、まずは今は、やはりちりめん街道と旧加悦駅舎、SLというのが一つの大きな流れを、どうつくっていくかというのがポイントになると思います。そのためには今回、お世話になろうとしている、このNPO法人の皆さんは、車両といいますか、そういうことにはたけた人でございますので、やはりこの知識というのは、訪れていただいた皆さんに説明をいただく中では、もう外せないというふうに思ってますので、その辺はしっかりと今後、意見を頂く中で、まずはちりめん街道と、このところを線を結ぶような立てつけが、まずは大事だろうなというふうに考えております。 ○議長(多田正成) 今井議員。 ◆7番(今井浩介) 活用方法については、今後また、考えていくということなんですけども、そもそも、まず、これもらわれたときから、何でもらうのかというところの計画というのは、やはり初めから考えておかないと、まずは保存、今後、活用は考えていく。こういうことでは、やはり駄目だと思います。その中で、今回、施設の入館料みたいなもの、利用料収入というのが今後ずっとゼロ円というふうに記載があります。SLを見るということは、誰もがいつでも無料で見られる、財源は結局生まないものだというふうに理解をしたらよろしいでしょうか。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) SLに限って言えば、完全に見えないようにするような上屋といいますか、建物ではございませんので、基本的には、そこに訪れていただいた方には外観は御覧いただけるということなんですけども、このところについては加悦駅舎と一体的なところで見ると、加悦駅舎のほうに入っていただく、入館いただくようなときに幾らかの入館料が取れるのか。あるいは、よくほかでもあるんでしょうけども、保存のための募金箱というんではないんですけど、そういった試みも一つ考えられるんではないかなというふうに思ってますけども、やはり駅舎の管理をお世話になりますので、そこでしっかりと、そこに見えた方については説明もしていただくわけですから、そういった入館料的な、協力金的なものを取れればなということも一つの選択肢だというふうに思ってます。 今は物品の販売だけの収入だというふうに思ってますので、そこも選択肢の一つではあるのかなと思ってますけども、これは当然、条例改正等も使用料として取るんであれば、入館料として取るんであれば、そういったことも必要になりますので、それは今後、整理が要るだろうなというふうに思ってます。 ○議長(多田正成) 今井議員。 ◆7番(今井浩介) この施設の設置目的を踏まえた総合的な管理方針という部分では、与謝野町の観光振興に寄与することを目的とすると、その中で、また別の項目では施設の特性や立地条件などの活用方法の中では、一体的な観光要素となるように図るというふうに書いてますけども、観光要素というのは、どこにあるんでしょうか。 ○議長(多田正成) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) まず一つは、鉄道の関係の、全国にたくさんおられますので、その方がお越しいただく要素が一つあると思います。それから、加悦鉄道につきましては、与謝野町の中でも歴史的な位置づけ、ちりめんを運ぶ位置づけもありますし、戦争中のニッケルを運んだ経過もありますし、その中の大きな与謝野町の中のストーリーの中でも、一つは担っている鉄道でございますので、その部分を含めて観光要素はあるというふうに思っております。 ○議長(多田正成) 今井議員。 ◆7番(今井浩介) 初めの答弁では、とりあえず保存をする。今後の活用については今後、考えていくという中で、観光要素としても使っていく、ただ、ここに来ても入館料は今のところゼロ円です。ただ、見るだけ。それで、人を呼んでいく。何か計画というのが結局、今、いろんな課長、しゃべられましたけども、認識が一致されてないんではないかと、僕は思うわけなんですけども。改めて、このSLは、どういうふうに活用していくのか、保存だけなのか、そういったところの考えというのは町長、どういうふうに考えておられるんでしょうか。 ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと思います。先ほど来、各担当課長から答弁がありますように、このたび譲り受けることとなっている3車両につきましては、本町の近代化に資する取組を行ってきたということでございますし、国内に現存する車両の中でも大変文化的な価値が高いというものでございます。 そのことから、文化財としての適切な保存ということが非常に求められるということだと思っております。一方で文化財を生かした観光の在り方ということにつきましても、私どもとしても取り組んでいきたいと思っているというところであります。そのような中で、三つの車両を旧加悦駅舎に配置することによって、文化観光の推進に資する取組を行っていくことができればと考えているところでございます。 ○議長(多田正成) 今井議員。 ◆7番(今井浩介) 財源が厳しいと、昨今言われている中で、やはり外からの外貨を稼いでくる、そういった施設であると、僕は思っているんですけども、なかなか今の利用料は今後も考えていくという話ですけど、入館料は取らない。ここでは物販といっても何か、売られているのかもしれませんけど、金額というのが自主事業収入もゼロ円です。何もない。その中で普通に経営をしていけば1年間でマイナス14万7,000円の赤字がずっと続いていくという計画がなされております。その中で年間1,200人が大体来館をされていると、常任委員会ではお聞きをしました。やはりそういった外貨を稼いでいくところ、ただただ保存するだけで、財源は何も生まない。ただただ負の遺産になるんではなくて、やはりこれをどういうふうに活用して、外から来られる人に対しても、ただ、見るだけではなくて、財源を少しでも、この町内に落としていただくような工夫、そういったところが、この指定管理の中で、どういうふうに議論をされて、この計画というのが評価をされたのか、そのあたりは、どういうふうにお考えでしょうか。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) 基本的に、議員がおっしゃいますように、これはやっぱり文化的な遺産というふうに我々は捉えております、駅舎もそうですし。これはしっかりと保存をしていくということが前提ですので、行政としては指定管理は出しているものの、町としては、しっかりと保存をしていかなければならないもんですので、これは行政に課せられた使命だというふうに私は思ってます。お金がかかろうとも。 ただ、今回ご提案のように、やはり文化財を活用していくということになれば、それはまた別の話になるというふうに思ってます。だから、観光だけで捉えるのではなくて、文化財を、文化庁も活用という一言が入ったわけですから、これは文化財担当のほうも活用をしていくという視点を持たなければ、これはすれ違ってしまうというふうに思ってます。 ですから、これまでから社会教育課と観光交流課は協議をしてますけども、お互いに何か、自分の枠にはめてしまっているという気がします。これは何度も言いますけど、やっぱり文化財を活用というのは、これは文化財サイドでしっかり認識をしないと、これはすれ違ってきますので、今後、そういった視点でも、やっぱり議論をしていかなければならないというふうに思っています。 ○議長(多田正成) 今井議員。 ◆7番(今井浩介) 指定管理というのは、僕は大きく分けて二つあると認識をしております。 一つは、維持管理をすること。もう一つは、売上げを上げるサービスの部分、この施設はどちらに当たるでしょうか。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) 私は、保存していく施設というふうに思ってます。 ただ、その中で、その文化財を、ただ行政だけで見えなくするのではなくて、やっぱり一般の人にも御覧をいただくというのは、これは大事なことですので、これはいろんな、全国どこへ行っても遺産というのは見ていただける体制がありますので、そういった形で第一は保存ということになると思いますけども、それを活用していくということだというふうに思ってます。 ○議長(多田正成) 今井議員。 ◆7番(今井浩介) 保存という方向ということで、今、答弁いただきましたので、そういうふうに理解をさせていただきます。ということは、年間に14万7,000円の、ずっと赤字を出していく施設だということも、そういうふうに、もう認識をさせていただきます。 一般質問でも申し上げましたとおり、全国の美術館であったり資料館、博物館というのは全部赤字施設、それを承知でずっと運営をされています。確かに、歴史であったり、文化であったり、今までのことを考えると、やはり重要なものなので残していきたい、そういうことはよく分かりますけども、結局そういうものは負の遺産でしかないというふうに私は考えております。この中で、それをどう生かして、外から来られる人に対しての外貨を稼いでいくかというのは、また、別の分野になるかもしれませんけども、今、保存をしていく、維持管理をしていく施設というふうになると、やはりなかなかそこからの脱却というのは難しいのかなと思いますけども、やはりそういうことも今後考えていかないと、行政が管理をする施設というのを、やはりそのまま、ただただ管理をしていくだけでしたら、やはり赤字の施設になりますけども、やはり財源を生んでいく、財政をどうやって健全化していくかというとこの視点も入れながら、やはり運営をしていくことが必要だと思っています。 その中で、譲り受けた3車両というのは町が管理をしていくという中で、今度、屋根とか何かフェンスとかも町が造って管理をしていくとなってます。 その中で、鐡道保存会さんが、たしか1両別で持っておられると思うんですけども、それは町は手を出さずに、鐡道の保存会さんが管理をしてくださいねとなっている中で、この施設の中には、町が管理をする3車両が置いてあります。それは鐡道保存会さんに管理をしてくださいとなっておりますけども、こういった、その誰が管理をする、ここはお金を出す、ここはお金を出さないという線引きというのは、どういうふうにルールを決められておるのか、そこをちょっとお伺したいと思います。 ○議長(多田正成) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) 細かい線引きにつきましては、この議案がお認めいただけましたら、具体的に話はいくんですけれども、大きく分けまして町が所有している部分については、町が管理をしていくということです。もう1台、C160につきましては、保存会さんの所有物でございますので、その部分については保存会さんが見ていくというすみ分けをしております。 ○議長(多田正成) 今井議員。 ◆7番(今井浩介) 町が保存するものについては町が保存をして、保存会さんの1両については保存会さんがちゃんとやってくださいねということで、屋根であったり、フェンスであったりというのも自分たちの3両だけを保存をして、1両に関しては、あなたたちで保存してくださいねという中で、結局、ふだんの維持管理というのが全部、鐡道保存会さんにお願いをしているわけでございます。 その中で、SLの保存に関しては指定管理料は増やさないというふうに決めたというか、相談の上なったと思っておりますけども、結局ふだん、その3両につきましては、鐡道保存会さんに保存をしてください、お金は払いません。そういった何か結構矛盾が、僕は生じているように思うんですけども、こういったところは、どういうふうに協議をされて、こういうふうに決められたのか、そのあたりの経過も含めて、少しご説明をいただきたいなと思います。 ○議長(多田正成) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) 経過につきましては、日々の管理、必要経費につきましては、加悦駅舎が一体的な敷地内にありますので、その中で指定管理者さんになれる方が、今の計画では土日祝と、土日を中心ですけれども、そこの部分については目視なり、これまでの経費の中で増やすことなく見ていけるような、していただける、管理の範疇の中で行っていただくという整理をしております。その3両で、スポット的に必要な経費が起きましたら、その部分については文化財の保存という形の中から予算を組んでいくという形でおります。 ただし、保存会さんの中で思っているのは、想定外のことがあることも想定はできますので、基本協定の中で、そういうものが発生しましたら、協議を行っていくという形になると考えております。 ○議長(多田正成) 今井議員。 ◆7番(今井浩介) この3車両とは別の、また1個の車両というところで、何か勝手な思いですけども、自分勝手だなという感じの思いがしております。結局は、鐡道保存会さんに日々管理をしていただきながら、ただ、指定管理料は増やさない、何も、町としては、その1車両についても手出しをしない、だけど保存管理は常にやってくださいね。そういったところが何か大丈夫なのかなという率直な気がしております。 一般質問でも申し上げましたけども、やはり負の遺産ということで心配をかけるような車両ではなくて、やはり未来に希望が持てるSL車両ということで、この文化や歴史というのが、本当に町民のために残さなければならないもの、そして、この子供たちの教育にも使える、これがまた観光の部分でいえば、SLがあることによって、SLに関連した、いろんな商品が、また、できてくる、そういったことで財源が、また、町に還元をされていく、そういったような、やはり計画というのが考えていかなければならないことだと、私は思っております。 ただただ、今は保存、今後の活用については、今から考えていく、そういったことでは、やはり順番が逆なのかなと、遅いのかなというふうな思いが非常に大きく私にはございます。そういったことで、SLの活用方法についても、やはり町のためになるような管理方法、そして、この指定管理者が、それをくみ取って、どういうふうに、この施設も含めた管理をしていってもらえるのか、そういった協議を今後も、ぜひとも進めていって、本当に与謝野町にあってよかったと思えるSLの車両、そして、旧加悦駅舎になることをお願いをしまして、質問を終わらせていただきます。 ○議長(多田正成) 13番、家城議員。 ◆13番(家城功) 今の質問も含めてお聞きいたします。本当に審議されたのかなという思いがあります。というのは、これ新たに、今度から指定管理を5年間お願いするに当たって、いろんな事業の管理の状況だとか、計画だとか、これには書いていただいとるんですが、文化財を保存するという項目は一切出てきておりません。その中で、今、今井議員の質疑を聞いておりますと、文化財保存の管理は保存会にしていただく、この駅舎に置いてあるものなので、そういう認識でいるということですが、新たに加わったものの事業について何も述べてない中で、どういう審査をされ、どういう評価をされたのか、その辺を、まずお聞かせください。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) 当然、我々も、そこのところは、SLの部分が増えるということは、意識をして審査をさせていただいた、これは間違いないというふうに思っています。 新たにSLが、そこに来るということは、鐡道保存会の代表の方もおっしゃっておりましたので、そこについては今後の協議になりますけども、保存会の皆さんとしても可能な限りは、主が土日ということになりますけども、やっていくというふうなことをおっしゃっていただいたというふうに思ってますので、ただ、今の、この駅舎に限って申し上げますと、なかなか資料等も多くなってきてまして、もう少し、2階の部分の活用が非常に、まだ、できてないということがあって、そこも活用していきたいというふうな提案もいただきましたので、その分も含めて審査をさせていただいたということでございます。
    ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) 審査をさせていただいたということですが、資料には何も書いてない。だから、指定管理を受けられる保存会の方は、どういう認識で文化財、これ一つは国の重要文化財になっとるわけですね。それを管理される、やはり相当な責任が私はついてくると思います。 また、日本冶金工業様から1,000万円の寄附を頂いておる、そういった中で責任も行政には生じてきてます。そういった中で、町が全く管理をする。この駅舎とSLについては全く別もんだという説明なら理解ができます。 しかしながら、今回の駅舎の管理に、敷地内にあるSLについても管理をしていただくのであれば、新たに条例の目的の中に重要文化財の管理運営もしていくということを加えなくてはならない。こういったことが全く協議された結果なのかどうかというふうに理解をするわけですが、私の考え方はおかしいでしょうか、副町長。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えいたします。先ほど、課長も申し上げましたように、日々の保存会の皆さんとの話合いの中では、目視による、まあ言うたら確認ということにとどまっております。 したがいまして、議員がおっしゃいましたように、これは文化財として、やはり町が責任を持って管理をしていかなければならないということになります。 その点、幸い文化財担当は加悦庁舎ですので、そこはしっかりと管理を町のほうが責任を持ってやっていかなければならないということですし、文化庁の補助金を頂く中では、防犯カメラもつけなあかんというふうな指示もいただいたようですので、そこは行政としてしっかり、そこは管理をしていくということになりますし、責任も当然、行政が負わなければならないというふうに思ってます。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) であれば、保存会の方が、この敷地内にある文化財において、それを展示される、入場料を取られたりとかすることがない形をしっかりとしていかないと、これ観光目的なのか、文化財なのか、今の答弁では文化財、それを管理するのは行政であれば、敷地内にある上での管理はしていただいたら結構ですが、行政が責任を持つ部分をしっかりと示しておかないと、この指定管理の条件にはそぐってこないんですよ。 条例改正して、この使用目的、設置目的を変えられる、変えられるのであれば変えられる、変えないのであれば変えない、これ逆の言い方をしますとね、これ文化財の部分が何も触れてない。今後、入場料を取られたら、それに対する経費や何やかんやの分は、また、指定管理料が上乗せされるんではないかという、裏を返せばですよ、考え方もできるわけです。 今後、指定管理料が本当に上がらないのか、上がるのか、そういったことも含めて、やはりきちっとした線引き、その中で募集をかけられて評価をされる。どういった部分においてのどの分野をお願いするんだ、そういうことが明確にならないと全く我々は、ただ、認めてくれと、その受けられるとこがどうのこうのなんていう思いはございません。ただ、受けていただく以上は受けていただくところにも責任が生じてきます。 その責任をいかに理解をし合って管理していただけるかということをしていかないと、今後、予測をされないお金がかかってきたりとかいう心配もあるので、そういった質問をさせていただいとるわけですが、これを今さらどうのこうのということができないとは思うんですが、そういったことをしっかりと再確認をしていただきたいというふうに思いますが、そういった確認の内容も、我々にも示していただきたいと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えをいたします。もちろん今後、そこの線引きをしっかりしておかないと、後々、もめ事につながるということもありますし、基本的には、先ほど申し上げましたように、このSLにつきましては文化財ということで、文化庁の補助金を頂いて、また、日本冶金からも寄附を頂く中で保存をしていくわけですから、これは文化財の保存として、行政がしっかりやっていかなければならない。 ただ、この加悦駅舎をお世話になる保存会の皆さんも、やはりそこには大きな、どういうんですか、思い入れがあると思いますので、全く保存会の皆さんがタッチしないでくださいということは、これはなかなか言えないというふうに思ってます。ですから、そのところは保存会の皆さんと文化財保存の関係とでしっかりと線引き、また、協議は必要になってくるんだろうなというふうに思ってます。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) 私がお話した意味があまり通じてないのかも分かりません。タッチしないでくださいじゃなくて、ある以上はタッチせざるを得ないんですわ。そういったことも含めた中で行政と受けられる側が、どういった形で、これを位置づけるのかということをしっかりと協議をしていただきたいということでお願いをしておきます。 あと、この中身を見せていただいておりますと、同じように管理運営に関する事業計画というところに、資料でいいますと23ページの一番上でございますが、旧加悦鉄道と鉄道一般に関する、そういったことが書いてあります。またのとこです。与謝野町から維持管理業務を受けている京都丹後鉄道与謝野駅の丹後山田駅資料室と総合的に運営するというふうに書いてありますが、これの件について、理解をされとるご説明をお願いします。 ○議長(多田正成) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) この中につきましては、与謝野駅の待合所の奥に鉄道の、丹後山田駅の資料館、鉄道の資料館があるんですけれども、そこが以前は、観光交流課になるまでのときに、町の特産物の陳列棚があったんですけれども、そこがなかなか入替えというか、きれいにできないということで、逆に与謝野駅の中で、そういう山田駅の、それから、加悦鉄道の資料等を展示したらどうかということがありましたので、そこは当時の課が鐡道保存会に依頼して模様替えをして、今、設置をしてあるということです。そこについては、ここでは維持管理業務というふうに書いてあるんですけれども、中身の展示の考察をしていただいておりまして、お金が、ボランティアでやっていただいているというものです。そこの与謝野駅と今の加悦駅舎とが自転車道でつながるような形で連携していくというような形で、ここでは表現をされているというふうに考えております。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) 今、説明聞いておりますと、レイアウトだけをしていただいたということでよろしいんですかね。これ総合的に運営をすると書いてあるんですが、その認識をお聞かせくださいと言っておるわけですけれども、再度お願いします。 ○議長(多田正成) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) すみません。与謝野駅と駅舎とは自転車道、旧加悦鉄道でつながっておりますので、そことお客様、鉄道で来られたお客様が、そこから加悦鉄道、観光面でいうところで与謝野町全域に来ていただけるような仕組みづくりをつくっていくという形で考えております。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) 総合的に運営をすると書いてあるんで、どんな運営をされるのかと、つながっているからどうのこうのじゃないんです。保存会の方がどういった運営をされるのかということをお聞きしとるんですが。 ○議長(多田正成) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) 保存会さんが持たれております鉄道の資料、資料というか備品とか、それから旧上山田区さんが持っておられる資料なんかをあそこで展示、模様替えをボランティアでやっていくということで切り分けをしております。ただ、加悦鉄道の加悦駅舎の中心のところで呼び込んでくるような形に、動線をつなげたらというふうに考えております。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) であれば、この資料に書かれている中身としては、与謝野駅の展示物の模様替えをするという業務をしていただくように書き換えていただかないと、運営をするということで書いていただいて、それを評価していただいておるわけですね。指定管理委員会では、そういったご指摘も何もないまま運営をしていただくんだなと。一体、これが何か月に1回、模様替えをされとるのかということも先日、今井議員と与謝野駅に行ってきました。駅舎におられる、いわゆる会計年度任用職員の駅員さんにお聞きしました。この模様替えは頻繁にされておりますかというご質問をさせていただきますと、私の記憶限り変わっていないと。ああそうですかと、施錠は誰がされ、開錠は誰がされてますか、駅員がやっております。 鐡道保存会の方はお見えになられますか。たまには来とられるとは思いますが、毎日来ておられるような認識ではございません。朝に鍵を開けられ、夕方5時に鍵を閉められ、駅員さんがやっておられます。 運営と書くのであれば、そういったこともしっかりとしていただく、それが運営です。こういった表記を資料の中で書いてありますと、どういった運営がお願いできとるんだろうな、どういうことをお世話になっとるんだろうなというふうに考えますが、本当に慎重に審議をしていただいた中で、資料の、ここがおかしいですよという指摘をしていただけるような審査が、本当にしていただけとるのか、もうとにかく預かっていただかなければならないという前提の指定管理なのか、そういったとこが疑問に感じると何回も申し上げております。やはりそういうところをしっかりと考えてほしいと思いますが、副町長、いかがですか。 ○議長(多田正成) 小池企画財政課長。 ◎企画財政課長(小池大介) ちょっと副町長が答弁いただく前に、野田川駅舎の管理につきましては、企画財政課のほうが所管をしておりますので、今、議員のほうからは、駅員のほうに確認をして、展示物の管理等が、展示の交換ですとか、そういったものが全くされてないというようなご発言がありましたので、ちょっと補足をさせていただきますと、野田川駅の前の駐車場等を活用いたしまして、この2年につきましては実施はしておりませんけども、丹鉄、それからKTR、ここらも一緒になりまして、フェスティバルを開催を毎年しておりました。毎年、野田川駅舎の前でそれを開催させていただきまして、盛り上げるために山田保育所の園児なんかにも参画をしていただいて、遊戯だとか、そういうなんを披露をしていただいたり、鉄道ファンを多く集めて、その展示物も見ていただいたりだとか、それから、ときにはオークションにかけまして、いろんな展示物を競売していってというようなこともイベントとして、しております。 そういった業務も含めて、保存会のほうの方々にもご参画をいただき、今、谷口課長のほうが申し上げましたように、野田川駅舎と、それから、今の旧加悦鉄道駅舎というものを併せもって運営しておるということが、この表記になっておるんだというふうに私は理解をしておりますので、副町長のほうからの答弁は、また、後ほどいただければいいんですけども、駅舎の管理という考え方の中に、その一つのブースがあるという中では、活用はさせていただいておりますし、それを見にいらっしゃるお客さんもいらっしゃいますので、日々の運営は、ずっとべったりということには当然ならないんですけども、タイミングを見計らっての運営はされておるんだというふうに私は理解をいたしております。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えいたします。私は、個々といいますか、その与謝野駅と加悦駅舎の云々ということではなくて、町の公共施設を維持管理をしていく手法として指定管理者制度があります。これは、本来は行政が、これは維持管理をしていかなければならない施設を、より効率的に、また知識を持った方々に委ねていくということは、これは指定管理者制度の有益なとこだというふうに思ってます。 仮にこれがなければ、町が全てを管理していくということになりますと、これも現実的に、今となっては難しいというふうに私は思ってますので、そこは上手に、お互いの考え方が合致すれば、それはどんどん委ねていくべきだというふうに思っています。 もちろん財政、財源的なことも考えながらのことになりますけども、ですから、この公共施設は、おっしゃったように、必要なものは残していくけども、役目の終えたものについては、少しでもなくしていくという視点が今後は必要になってくるんだろうなというふうに思っております。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) そういうことは、私も何も分からずに言ってるわけじゃないです。町が管理する、町が所有するものを管理していただけるところが、より有効に管理していただくことによって、財産価値を高めていただける、それは大事なことです。ただ、前提にあるのは、財政圧迫の要因ともなり得る可能性がある指定管理の考え方を、しっかりと今後、考えてほしいという前提の中で、ただ単にあるものだから管理を。 2回目にやります。 ○議長(多田正成) ほかに質疑はありませんか。 4番、山崎良磨議員。 ◆4番(山崎良磨) 失礼します。私からは、ちょっと細かいことを何点かお聞きしたい次第です。本当に細かいことです。 まず、21ページ、4番、指定管理候補者の概要、これが一番末のページの団体の雇用人数が非正規雇用が51名とありますが、これ、私の推察では、恐らく会員数を全部カウントしてしまっておるのかなと、いわゆる報酬、ギャランティが発生している、していない関係なしに、ここに全てカウントしまっておるのかなと思うんですが、この書き方で正しいのかどうか、まず、1点お願いします。 ○議長(多田正成) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) 議員ご指摘のとおり、会員数の人数が書いてあるというふうに思っています。ただ、会員さんの中で順繰りされていますので、これが正しいと言えば正しいです。順繰りで51名の中から空いた方が教育も兼ねて雇用でされるという形になってますので。 すみません。施設管理で来ていただいてますので、これで問題ないと思っています。 ○議長(多田正成) 山崎議員。 ◆4番(山崎良磨) 順繰り、管理で来られておると、その中で来た人が、それぞれその日の日給を、日給月給でもらっておるという解釈でいいんですかね、これ。 ○議長(多田正成) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) 一人の方が責任を持っておられますので、一人の方の給与が出ているということでございます。一人の方の賃金が出ているということです。 ○議長(多田正成) 山崎議員。 ◆4番(山崎良磨) 一人の方の人件費、この80幾ばくかが出ておるだけで、このほかの方はボランティアで無償で来られておるということでいいんですよね。いわゆる雇用に、それが当たるのどうかを、私は聞いておるんですけど、よろしいですか、もう一回。 ○議長(多田正成) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) 雇用者は一人でございます。 ○議長(多田正成) 山崎議員。 ◆4番(山崎良磨) つまりは、この51という数字は間違っておるということでいいんですよね、そしたら。ほかはボランティアだと、ここに本来、雇用人数は非正規雇用1名と書くべきだったのが51名と書かれてしまっておるということでよろしいですか。 ○議長(多田正成) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) すみません。理解不足で。雇用者は51名です。 その日に来られる方の1名、来られますので、その方の賃金が出ているということでございます。 ○議長(多田正成) 山崎議員。 ◆4番(山崎良磨) 要は、この51名から、その日その日に来られる方の賃金が日給で発生しておるということでいいんですね。分かりました。すみません、ちょっと気になったもので。 続きまして、もうそんなに私も多くは申すつもりはないんですけど、これを見て、いわゆる集客対策であったり、自主体制、サービスですとか、こういったものを拝見する中で、当町としても、もらい受けた手前、管理自体は、こちらの団体にお願いするにしても、いわゆる伴走支援というのがすごく必要なのかなと考えます。 その中で、課を大きく離れて、社会教育課であったり、企画財政課であったりという部分で、クラウドファンティングもされておったという経緯もある中で、まずは、クラウドファンティングの今の現状という部分について、お答え願えますか。 ○議長(多田正成) 小池企画財政課長。 ◎企画財政課長(小池大介) 今、山崎議員のほうからは、この維持管理等に、今回、初めての試みとしてガバメントクラウドファンティングを実施をしてまいっております。 今日現在ですけども、700万円の目標額に対しまして78万6,100円、率にして11.2%のご寄附を頂いておりまして、人数で言いますと、34人の方から頂戴いたしておるという状況でございます。 ○議長(多田正成) 山崎議員。 ◆4番(山崎良磨) これも新しい試みとして、お試しでやっておられる中で、私これを否定する気はないんです。特に文化系というものについての一つの実験材料として、いわゆる集金機能があるかどうかという部分については、よい実験的な試みかなと思う中で、私から申し上げたいのは、いわゆるこの団体も比較的高齢層の団体かなと思う中で、こういった、いわゆるITを使ったクラウドファンティングのようなアイデアというのは、なかなか出にくい環境下にある中で、やはり管理こそお任せするものの、実際の運営であったり、企画であったりというものは、もう絶えず行政が伴走支援していかないと、なかなか成り立たない。 例えば、クラウドファンティングの返礼品であっても、今回はガバメントクラウドファンティングということで、当町のふるさと納税の返礼品が充てられたりしとるわけなんですけど、ガバメントという枠を取って、いわゆる有名どころのキャンプファイヤーなんかに出す場合であれば、それ相応のリターンが必要になる中で、先ほど今井議員がちょっと申された、これのための商品、こういったものの開発支援というものは、また商工課、こちらのほうがまた、誰か業者を当てつけてというような形になるかなとは思う中で、町としてもらい受けた以上、町としても、その面倒を最後まで見なければいけない。その中で管理はお任せするものの、そういった企画運営や進め方というものは、課の垣根を越えて、伴走支援が必要じゃないかなと私は感じるんですが、そのあたりいかがでしょうか。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えいたします。そこが、先ほどから議論になってます、文化財を活用ということが、もうシフトされているということでございますので、議員がおっしゃるように、あくまで管理はお任せしますけども、そこの活用は、やはり行政も伴走していかなければ、これは丸投げと言うたら言い方が悪いですけども、ではなかなか活用には結びつかないというふうに思ってますので、これは流れとして、しっかりやっていくことが必要だというふうに私は思っております。 ○議長(多田正成) 山崎議員。 ◆4番(山崎良磨) しっかりとした伴走支援をお願いしまして、私の質問を終えたいと思います。以上です。 ○議長(多田正成) ほかに質疑はありませんか。 3番、杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) それでは、指定管理者の指定につきまして質疑を行います。 まず、NPO加悦鐡道保存会の立場からお聞きしているのは、ここに施設所管課、観光交流課とあるわけですけども、これが、先ほどからありますように、教育委員会と観光交流課と役場の中が複数であるということが、指定管理を受けられる側からすれば、戸惑ったり、困難な場合があるということでございますので、この機会にしっかりとした、どういうんでしょう、役割分担というか、調整の仕方というか、一つの何かプロジェクトみたいなのがないと、非常に窓口が複雑であるというふうにお聞きしてますので、この点についてお尋ねしときたいと思います。 ○議長(多田正成) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) この施設は、観光交流課が所管をしておりますので、観光交流課と指定管理者さんの間でのやりとりにはなるんですけれども、当然、社会教育課も一緒になって入りますので、この三者で協議を進めていくというふうに考えております。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) この際ですね、やはり文化財とか、いろんな文化庁関係とかのお尋ねは教育委員会に行かなくちゃならない。こういうふうになってるわけですね。観光交流関係人口を増加するのが目的なのと、大事に保存して、例えば、名前がありますように産業観光とか、文化観光と言いますけども、この両者がうまく合致しないと、指定を受ける側は、さらに戸惑うわけですけども、この辺につきまして、教育委員会のほうからお尋ねしときたいと思います。 ○議長(多田正成) 植田社会教育課長。 ◎社会教育課長(植田弘志) 議員のほうから、今回の旧加悦駅舎の管理の関係、それからSLのことも入っているのかなというふうに聞いておるんですけれども、その窓口というか、担当課が観光交流課、または社会教育課ということで、混乱しているんではないかというふうなご意見かと思っております。 私どものほうとしましても、文化財の活用という点に、今、軸足をというか、できるだけ活用していきたいという考え方も持っておりますので、観光交流課と社会教育課につきましては、毎月、今、定例のコミュニケーションの会議を持っております。今回の加悦駅舎だけではなくて、例えば、ちりめん街道、それからほかの古墳公園なんかもあるんですけれども、そういう文化財的な価値があるものを、できるだけ観光、それから交流人口に利用できないかというふうなことで、意思疎通を図っておりますので、NPO法人さんのほうが、もしかして連絡がしにくいということがおっしゃっておられるんでありましたら、その点は今も注意を払っておりますので、今後も改善していきたいというふうに思っております。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) もう一つNPO加悦鐡道保存会からお聞きしてるのは、四者会議が続いているわけでございまして、京都府、日本冶金、加悦鉄道、NPO加悦鐡道保存会と与謝野町は出席されるわけでございまして、この与謝野町の出席者がですね、今ありましたように、教育委員会と観光交流課と、さらに企画財政課という出席があるわけで、その場合に、その会議の中で三者三様の意見が出るわけですね。その場合、戸惑われるのが保存会だけじゃなくて、日本冶金であり、京都府であるわけですけども、やはりこの調整というか、しっかりとした、与謝野町の立場をしっかり明確にして、四者会議に望むべきだと、私のほうは思うわけです。この点はいかがですか。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えいたします。もちろん四者会議の場で、与謝野町は複数の課がまたがって出席をさせていただいています。 その中で、具体的にどういったことが、まちまちだということをおっしゃっているのか分かりませんけども、それは全く考え方が違うというのではなくて、表現の仕方が違うとかいうことはあるとは思いますけども、基本的にはやはり統一した意見を町として申し上げるべきというふうに思ってます。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) さらに明確、与謝野町の立場というか、考え方をしっかり整理して臨んでいただきたいというふうに思います。 ところが、SL広場が閉鎖されて、いよいよその中にある展示資料、備品、貴重なものであるわけですけども、これを現在の工事をやってます横の旧加悦鉄道の駅舎に持って帰る作業に入られると聞いております。この作業が全くのボランティアでありまして、その貴重な資料が増えるということと、先ほどから出てます貴重な国の重要文化財であります、2号機関車というものも加悦鐡道保存会の皆さんが気になる、当然気になるどころじゃなくて、心配と不安があるわけですけども、この今の備品が増えるということと、貴重な国の重要文化財が、保存会さんがNPOとして指定を受けられている横に来るわけですから、この一体感で、しっかりとした、町長がおっしゃいます関係人口、あるいは、交流人口増加というならば、この機会にしっかりとした、例えばですよ、先ほど言いました文化遺産と、さらには産業遺産を生かした文化産業観光とかいうようなものもあるわけですから、そういう明確な考え方、方向をしっかりとして確立していく場合が重要だというふうに思うわけですけども、この点も、この機会にお尋ねしときたいと思います。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えいたします。ごもっともなご意見だというふうに思ってます。我々も、文化財を、やはり活用ということは、今後の大きな方向性というふうに認識をいたしておりますので、ただ、先ほど申し上げましたように、点だけではなかなかしんどい部分もありますので、それが線になるような立てつけも同時にやっていく必要があるんではないかなというふうに思ってます。 その中でちりめん街道は、ちりめん街道をお世話になっている皆さん、加悦駅舎をお世話になっている皆さん、いろんな、そういってお世話になっていただいている皆さんのお知恵もお借りしないと、なかなか最終的によかったなということにはならないというふうに思ってますので、そこは今後ともお知恵を貸していただきたいなというふうに我々は思っているところでございます。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) この資料にですね、しっかりとうたってあるわけでございまして、旧加悦鉄道駅舎及び館内の展示物とあるわけですから、この提示物が、SL広場にあった展示物が、みな返ってくるとするならばですね、私の見る限り、かなりの貴重な展示物が返ってくるわけですから、その辺はしっかりと指定管理を審査する場合に加味するというか、期待感を込めた点数をつけるわけだというふうに私は思ったんですけども、採点は、非常に厳しい採点が63.20%となってます。特に、この2番目の申請団体に関する事項110点ですね、これは何を指すのか、お尋ねしときたいと思います。 ○議長(多田正成) 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) お答えをいたします。2番の申請団体に関する事項、先ほども家城議員のご質問でもお答えをさせていただいておりますが、経済的安定性について、そして、同種の施設管理業務の実績についてという2項目でございます。 今、お話のあってます、保存会さんにつきましては、NPO法人であるというふうなこともあります中で、余り積極的に収益を求めていくというふうなところではないところもございますし、週末の土日祝日の営業というふうな形もございます中で、そこら辺の、いろいろな維持管理面、組織のメンバーさんについても入れ替わり立ち替わりというふうなこともございますので、そういった中での点数への反映になったのかなというふうに思っております。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 最後の質問といたしましては、先ほどからも議論ありましたけども、海の京都の観光パンフレットの中、あるいはいろんな与謝野町の観光パンフレットの中にSLというものが掲載していただいとるわけですから、ここはですね、もう一度しっかりと教育委員会と観光交流課の、それぞれの立場や考え方があるんでしょうけども、うまくそこはよく話し合われまして、四者会議に臨まれるときにも、こういった面もしっかりとした与謝野町としての意見が、そこで発言できるように、ぜひとも言っていただくことをお願いして、両方に聞いておきたいと思うんですけども、お願いいたします。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えいたします。両方の担当課ということですけども、先ほども、その関連で私が答弁をさせていただきましたので、私が答弁をさせていただきます。 議員からありましたように、やはり皆さんは役場、どの課であろうと、言ったことは当然、行政が言ったということになりますので、それがばらばらでは、これは戸惑いがあるのは当然だというふうに思いますので、そこはしっかりと誤解といいますか、理解がいただけるような説明になるように町としての意見が、それはしっかりと今後とも調整をするように努力をしていきたいというふうに思ってます。 ○議長(多田正成) 長島教育長。 ◎教育長(長島雅彦) 議員のご質問にお答えさせていただきます。教育委員会といたしましても、文化財の保存ということは、これ第一の業務でございますが、教育的な活用、これが教育委員会として次に大事な部分かと思っております。さらに加えまして、観光的な活用の部分につきましても、社会教育課と観光交流課の意思疎通、連携というのを大切にとりながら、業務のほう進めていきたく考えております。以上でございます。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 町長にもお尋ねしときたいと思います。突然の質問ですけれども、今、答弁ございましたように、この旧加悦鉄道駅舎を核として考えるならば、ちりめん街道であり、古墳公園であり、この加悦地域全体の活性化を図りながら観光交流、関係人口を増やしていくという貴重な駅舎であると考えるんですけども、町長のお考えをお尋ねしときたいと思います。 ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま頂きましたご質問にお答えをいたします。与謝野町におきましては、町内全域に文化財の保存を行っていると、今そういう状況にあります。そのような状況の中で、私どもといたしましては、文化財の適切な保存と併せて、それを生かした観光振興につなげていきたいと常々考えていたところでございます。 そのような中で、加悦地域におきましては、旧加悦駅舎に三つの鉄道車両を格納し、保存していくということでありますし、この周辺施設につきましては、重伝建のちりめん街道、また古墳公園など、歴史に由来する観光資源が多数あるということでございます。その資源というものを地域的にも結びつけながら、与謝野町の観光振興全体につなげていくということが必要であると考えております。 そのためには、地域の住民の皆様方にも、ご協力をいただかなければならないと思っておりますので、指定管理の業者の皆様方とともに、地域挙げて取組を進めていくことができるように引き続き努力を重ねてまいりたいと考えております。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 度々申し上げてますけども、このコロナ禍における中、地域内観光、車で1時間、2時間で行けるところの観光というのが主流になっているのは間違いないと思いますので、大いに期待しておきたいと思います。 私の質疑は、これで、ありがとうございました。 ○議長(多田正成) ここで、1時30分まで昼食休憩とします。     (休憩 午前11時56分)     (再開 午後1時30分) ○議長(多田正成) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。 ほかに質疑はありませんか。 13番、家城議員。 ◆13番(家城功) それでは、2回目の質問をさせていただきます。 整理をしておきます。まず、最初に財政の厳しい中で指定管理の在り方、考え方をしっかりと協議していくことが大事であるということを6月の議会で述べさせていただき、町長のほうからも、そういったことも含め協議をしっかりとしていくと、その中で財政健全化に取り組んでいくという前提の中で質疑をさせていただいております。 その後、今回の定例会の提案説明のときに、各施設においては、十分に協議をした結果をお出ししているということであったので、その協議結果についてお聞きをしております。 我々が見せていただいておる議案資料でございますが、これは指定管理を非公募、公募を問わず、募集をされたときに、受けられるほうが提出をされた資料であるというふうに私は認識をしております。その中で審議をされた内容について、質疑をさせていただいております。 そういったことをもう一回、ご理解をいただきたいということであります。その中で、先ほど管理運営に関する計画という中に、与謝野駅の総合的な運営と書いてあるので、これは何の運営をされるのですかという質問に対して、それぞれの課長が答えていただきましたが、企画財政課長のおっしゃる部分であれば、議案資料の24ページの一番下の自主事業、管理運営事業の中に書き込む項目ではないですかという質問をさせていただいております。 慎重な審議の中で、この提出書類を審査されたときに、そういう話は出なかったのかという質問でございますが、ご理解いただけましたでしょうか。 ○議長(多田正成) 答弁を求めます。 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えいたします。今の議員のご質問に限って、そのとこに特化して議論したという経過はありません。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) 町長、それが、それも含めて、やはり指定管理に対する考え方について、もっともっと認識を持っていただきたいという思いであるんですが、そういうことが伝わりませんでしょうか。 町長、いかがですか。 ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをさせていただきたいと存じます。議員からは、指定管理者を選定する、選定の過程をより充実したものにしていくべきではないかといった、そういうお話であったと認識をいたしました。 その点につきましては、様々な工夫が加えられるのではないかと考えております。例えば、外部委員におかれましても、現在2名ということになっておりますが、その比率を引き上げていく、あるいは男女比のバランスを考えていく、こういった視点も含めながら、今後、充実をさせていくことができるのではないかと考えているところでございます。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) そういったことも含めて、私、資料を、前回の資料と今回の資料を比べながら、ここが変わったんだな、こういうとこがこうだったんだなと、想像はつきますが、委員会の説明の中でも、もちろん提案の説明の中にも、この審議をするに当たって、こういう意見が出たとか、こういったことに、特に気になったとこがあったから指摘をしたとか、そういうことが全く分からない状況の中で指定管理の承認をせえと言われても、なかなか確認が取れない部分があるということをご理解いただきたいと同時に、やはり本当に、この指定管理が、やっていただくんであれば、やっていただくことで大いに活用していただければいいんですが、何か行政側も、とにかく期限が来たから募集をかけた、応募をされる人も前回同様で応募しようという流れがぬぐえないと感じる、先ほどからの、この施設に関してのやりとり、一体観光なのか、文化財保存なのか、そういったことも、この計画書には明記もされていない。そういった思いで資料を見せていただいております。 やはり協議の内容も含めて、今後しっかりとお伝えいただいて、その中で、本当に、これが指定管理で任せるべきものなのか、そういったことも我々も考えていかなければならないと思っておりますし、やっぱりそれが我々、また、行政の役目だというふうに思っておりますんで、そういったことの理解をお互いができるような形の中で、財政の健全化に向けても取り組んでまいるべきだと私は考えるんですが、最後にいかがでしょうか。 ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと存じます。指定管理者の募集、公募、あるいはその応募を受けての審査という、そういった一連の流れでございますけれども、それは各段階において工夫を加えられることがあるのではないかと考えております。 議員からは、審査の中身を詳しく公開をしていくべきだということも含めてご提案をいただいているものではないかと考えております。 先ほど申し上げましたように、私のほうからは、この審査の内容、審査の仕組み自体を創意工夫の中で変えていくということも併せて考えていきたいということを申し上げたところであります。引き続き審査の中で論点を明確にし、それを議員の皆様方においてもお伝えをしていく、こういった努力も今後につきましては、より必要になってくるものと思っておりますので、そのご指摘を踏まえて、我々のほうも善処させていただきたいと存じます。 ○議長(多田正成) 家城議員。
    ◆13番(家城功) あと1点、副町長にお聞きします。事業計画の中で、収支計画が出ております。全ての7施設において、指定管理料が5年間一律。また、売上げが計上されとるとこは、売上げも一律。また経費も一律、そういったふうに私は見えるんですが、こういったことも審査の中で、やはりせめて指定管理料が3,000円でも1万円でも下がるような計画を求めたのか、そういったことを求めていく必要があるのか、また、先ほど、今井議員からあったように、関連グッズを販売されるんであれば、せめて今年は1万円の目標が来年は2万円だとか、そういった、やっぱり目標を持って管理運営をしていただくということも一つ大事になってくる分野ではないかなと。 ただ単に利益が上がったから返していただく、そんなルールではなしに、やはり管理する側も責任を持って、また、やることに意義を感じていただけるような形づくりも必要だというふうに思いますが、そういったご指摘も今後、指定管理指名委員会ですか、のほうでもお世話になれるというお約束がいただけますでしょうか。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えいたします。今の議員のご意見に、特に反論はございませんけども、いわゆる指定管理者さんと我々の考え方が一致しないと、なかなかその施設の管理をしていただくということは難しいというふうに思ってます。 逆に、そこが交わらないと、これはもう行政として直営でしっかりと管理をしていくのか、もう施設を廃止、あるいは用途変更していくのかという議論になってくると思います。その辺も含めて、まず、指定管理に出すべきものなのかどうかも含めて、やっぱり議論を再度していかんなんのではないかなということはもちろんございますし、先ほど申し上げましたように、その運営の関係につきましても、我々は、どちらかというと指定管理料を下げたいという思い。必要なものは当然していきますけども、それ以外のものは下げていきたいという、この思いは持ってやっておりますので、今おっしゃっていただきましたことは非常に重要な視点ではあると思いますので、全てが今後、取り入れられるかは別として、善処をしていきたいというふうに思っています。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) 今の現状で言いますと、受けていただけることが、もうありがたいというような状況でしかないという現状をしっかりと理解をしていただきたいということです。 やはり、これが行政の財政圧迫につながっていくのであれば、今、副町長おっしゃったように、施設としての維持をしていくべきなのかどうかという協議も入っていくとは思うんですが、今の現状事態が指定管理を受けていただいているという状況の施設が多いということだけを認識していただければなというふうに思いますんで、その辺よろしくお願いして質疑を終わります。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えいたします。おっしゃるように、公共施設を管理をしていただいているという、我々の認識も確かにそれは、ないと言えばうそになりますので、そこは我々しっかりと持ち続けなければならない部分でもありますので、そこのバランスもよくとりながら、今後、善処していければというふうに思います。 ◆13番(家城功) 終わります。 ○議長(多田正成) ほかに質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第118号を採決します。 本案については、原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第118号 旧加悦鉄道加悦駅舎の指定管理者の指定については、原案のとおり可決することに決定しました。 次に、日程第7 議案第119号 旧尾藤家住宅の指定管理者の指定についてを議題とします。 本案についても、既に提案理由の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。 3番、杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) それでは、指定管理者の件で質疑を行います。旧尾藤家住宅、指定管理者はちりめん街道を守り育てる会になっております。 先ほどの加悦鐡道保存会のとこでも申し上げましたけども、ここも施設所管課が観光交流課になっております。これは、従来は教育委員会が所管だったと思うんですけども、またまた、この教育委員会と観光交流課と窓口が、保存会の皆さんから申し上げると、二つできたということで戸惑いも多いわけでございまして、この分担といいますか、相談窓口、あるいは指導する窓口がなかなか一本にできないということをお聞きしております。 この点から、まずお聞きしたいと思います。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えいたします。議員おっしゃるように、窓口が二つになっているというのは、これは事実でございます。文化財の保存、あるいは指定の関係と、それから、ちりめん街道を観光で盛り上げていきたいというほうが観光交流課ということになります。これは、当初はちりめん街道の重伝建に指定をしていただく取組については、やはり文化財の関係ですので、尾藤家住宅の関係も当然、教育委員会が担当して主でやってまいりました。 しかしながら、重伝建の指定を受けて、このちりめん街道を核として、旧加悦町時代ですけども、それを核として観光にも資するようなエリアにしていきたいということが絡んできましたので、そこは教育委員会の文化財担当ではなくて、観光交流のほうもという、こういう立てつけが出てまいりました。 そういう経過があるんですけども、これまでにも申し上げましたように、それまでは文化財と観光というのはすみ分けがされていましたけども、文化財についても活用ということがうたわれてまいりましたので、当然、文化財を保存しながら、それを文化財として活用していく、これは言い換えれば観光としても活用していくということになりますので、どちらかが担当するというのはなかなか無理があるというふうに思ってます。 ですから、二つの課がまたがるんですけども、しっかりと線引きをしながら、そこは対応していかなければならないと思ってます。ただ、感じておりますのは、やはり課が二つにまたがりますので、どうしてもそこでエリア意識というか、が悪い部分ではあるんですけども、それを取っ払って2課がお互いに同じ方向を向いてやっていくということが、今後、求められているんだろうなというふうに思っております。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 今、副町長の答弁にありましたように、ちりめん街道の住民側からおっしゃるのには、やはり戸惑うほうが大きいと、観光交流課は観光交流課の考え方、見解、教育委員会は教育委員会の考え方、見解がございます。どちらも、どう判断していくかというのが住民の苦しいところであります。 例えば、一般質問の中でも言いましたけども、文化庁の古民家の改修に関する補助率が変わりました。例えば、教えていただいたんですけども、来年度からは国が65%で、残りが京都府と与謝野町が持つ。従来は50%が国で、25%が京都府、町が25%、これが非常に苦しい段階であったのが、国はやはり伝建に指定にした以上、しっかり守っていくという姿勢の表れだというふうに思うわけでございます。 言うならば、ここはやはりの文化庁のご意見、提案、提言をしっかり住民の方は聞かれる、聞かなくてはなりません。観光でお見えになるときは、観光交流課の指導やご意見、提案をしっかり聞かなあかんという、このなかなか難しいところで、皆さん苦しい中での保存会の運営になっているということをご理解いただきたいと思います。 ちなみに文化庁が毎年、年に1回、12月の初旬に改修、保存ができてるか、調査に来られるのが2年に1回になったというふうにお聞きしとるわけですけども、事ほどさように文化庁に頼る面が大きいということをご理解いただくと、観光交流課は何をご指導するんかということをまず、的確にお答えいただきたいと思います。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えいたします。観光交流課は、やはり観光の促進、入り込み客の増加ということがメインになりますので、ちりめん街道に来ていただいて、重伝建の趣を楽しんでいただくということがまず第一ですけども、観光交流課としては、やはりそこで潤っていただけるような仕掛けも当然していくんだろうなというふうに思ってますので、やはり観光の交流人口を増やすために、そういった重伝建の立てつけを活用させていただくというのが観光交流課のポジションだろうなというふうに思っております。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) ここに熊川宿、鯖街道を行かれた方もおられると思うんですけど、ここがちょうどちりめん街道と同じ頃に町並み保存に力を入れて、講師として研修会に鯖街道から起こしいただいたこともあるように、交流もあるわけですけども、しかしながら、こういうミニコミ誌が毎回送っていただくんですけども、カラーでしっかりできてくると、そこの中身見ますと、どういうふうにされているかいうと、まちづくり委員会をつくられまして、地元住民の方が。そこで、担当課、多分ここも役場の、同じような困難な目に遭われたと思うんですけども、両方、教育委員会や商工観光の方がお見えになって、一つの委員会をつくって、町並み保存や観光を推進するという一つの委員会が要ると思うんですけども、この辺のお考えは今のところないでしょうか。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えいたします。現在、ちりめん街道を守り育てる会の皆さんに、大変ご協力をいただいて、あそこの、もちろん保存も含めて、観光の面でも協議を、相談をさせていただいているというふうな経過がございますので、新たな委員会をつくるのではなくて、できれば守り育てる会の皆さんにご理解をいただく中で、我々役場の担当課も出席をして、話し合っていくというのが一番ベストだろうなというふうに思っています。 また、特別に違う何かが起きてきたら、また、それはそれで必要になるかも分かりませんけども、今のあのちりめん街道一帯の活性化に係る部分については、そういった立てつけでいいんではないかというふうに考えてます。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) ちりめん街道を守り育てる会の設立目的にですね、関係人口とか、観光交流がないわけですね、文言が。だから、何か観光交流課と尾藤家の関わり方が、いま一つはっきりしないのは、この目的を変えるとか、それで周知徹底するという作業は簡単にできると思うんですけども、なかなかここは変わらないというのは、どういうことがあるのか、お尋ねしときたいと思います。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えいたします。今、ご紹介をいただいた、ちりめん街道を守り育てる会の規約の中に、観光というものがないということなんですけども、当然、規約は必要があれば改正していくということで、なぜ今までに、その取組に対して改正がなかったのかなというご質問だと思います。 この間、取組はもちろん観光も含めて、観光客を呼び込んでこようという、その思いの中で、ちりめん街道の祭りですとか、いろんなイベントを執り行っていただいております。ですから、規約の中に、そういった文言を明記することだけが目的なのではなくて、しっかりとタッグを組んでいくということが必要だろうなというふうに思います。 もちろん、それを受けて規約の改正にという機運が上がれば、それはそれでいいと思いますけども、まずは守り育てる会の皆さんのご理解をいただく中で、行政も両課が関わって展開していくというのが一番いいのではないかと思っております。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 先ほど、加悦鉄道のとこでお聞きしたわけですけども、もう一つはっきりしないと思います。ちりめん街道も、点数はあんまりよくないんですけども、特に申請団体に関する事項、ここが、ここの審査においても低いんですけども、もう一度お尋ねしますけど、これは一体全体、何を審査するんですか、お答えいただきたいと思います。 ○議長(多田正成) 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) 申請の2番の申請団体に関する事項の部分でよろしかったですね。 先ほども答弁させていただいたと思うんですけど、この申請団体に関する事項の欄については、経済的な安定性について、そしてまた、同種の施設管理業務の実績についてということでございます。当然このちりめん街道を守り育てる会の皆様方は、継続的に施設運営をしていただいておりますので、実績的には問題がないというふうに思っております。 そういった中で、経済的安定性という中では、このコロナ禍の中で2年が経過した中では、やはりなかなか来場者の方が見込めなかった中では、そういったトータル的な経営的なところでは、なかなか数字的には客観的に上がらなかったというふうなことではないかというふうに思っております。 今後、新型コロナについても収まりを見せてきまして、いろいろな議員、よくおっしゃっていただきます近隣の方から集客が見込めるようになってきますと、安定性が増してくるんではないかというふうには思っておりますけども、そういった観点で評価的には若干いろいろな影響がある中で、若干低い評価になったのではないかというふうに推察をいたしております。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 時間も押してますので、ここに総費用だけ出てるんですけども、ちりめん街道を守り育てる会の会計報告で、数年に一度、確認のためにお尋ねしてるんですけども、このちりめん街道を守り育てる会は、任意団体でありまして、NPOでも何でもないんですけども、この法人税が8万円かかってくるわけです。これ設立当時からずっと会計に載っておるわけでございまして、これ税務課でお聞きしたらいいんか、聞きますと、人格なき社団ですか、人格なき社団、みなし法人として法人税がかけられているというふうに街道筋の皆さんは思われているんですけども、確認のために任意団体でも法人税を払わなくてはならないか、確認しときたいと思います。 ○議長(多田正成) 吉田税務課長。 ◎税務課長(吉田雅広) 議員の質問にお答えします。今のご質問ですけども、法人格のない団体ということですけども、法人格のない団体につきましても、税務署のほうに届出が必要になります。その承認を受けまして、法人税対象という、任意の法人の団体になるということでご理解いただきたいと思います。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) どちらかだと思うんですけども、できたらNPOであるとか、法人格に守り育てる会をご指導いただくのが与謝野町、当局としてはいいんではないかなというふうに思っておるところでございます。 コロナの問題で随分難しい会計をされたわけですけども、何とか再開したいということで、過日、12月5日にトークイベントを再開されまして、私も参加いたしましたけれども、そこでやるぞというのろしが上がったわけですけども、ぜひともですね、具体的な事業を提案していくんで応援してくださいという意見、あるいはトークが多かったわけですけども、この法人税の問題を絡めてですね、町当局のご指導をお願いしたいと思うんですけれども、見解をお尋ねいたします。 ○議長(多田正成) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) 現在、任意団体で収益事業がありますので、税のほうがかかっているのかなと思ってます。それで法人税の減免ということになりますと、NPO核を取られるとしますと、そういう減免、減免というか、どういう表現が、ちょっと私も税のあれですけれども、できるのかなと思って考えています。 一時期、法人格の動きもちょっとあったようには思うんですけれども、今後、会の組織ですので、その辺は十分協議、協議というか、意見交換をしながら、どういう方法がいいのか、協議をしていきたいというふうに思います。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 時間もあれで、町長に最後にお尋ね、何回もですけれども、いよいよちりめん街道の守り育てる会の方々もトークイベントということで、イベントを再開されました。旧庁舎も耐震化ができて、いろんな情報提供とかには積極的にされているところでございまして、いよいよ、加悦鉄道の移転、建設が今、急ピッチで行われてます。この加悦鉄道の旧駅舎、旧加悦町役場、ちりめん街道のトライアングルですね、新しい観光交流増進、交流人口、あるいは関係人口増加のきっかけが、いよいよできますんで、町長の見解をお尋ねしときたいと思います。 ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 議員のご質問にお答えをさせていただきたいと存じます。先ほどご案内をいただきましたように、当地域におきましては、重要伝統的建造物保存地区ということで、住民の皆様方のご努力によって、修景保存がなされてきたというそういう地域であります。そこに立地をしている尾藤家住宅、また、旧加悦町役場庁舎、さらには加悦駅舎などの整備が、いよいよ完成に近づいていくということであろうと思っております。 このことを一つの契機として、当地域における交流人口の、あるいは関係人口、観光入込客数の増加を図っていくことができればと考えております。そのためには、旧尾藤家住宅の管理をお世話になりたいと考えている、ちりめん街道を守り育てる会の皆様方のご協力が必要不可欠であると考えております。引き続き当該団体とも連携を密にさせていただきながら、効果的な観光交流事業を展開していくことができるように、尽力をしていきたいと考えております。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) それでは教育委員会、あるいは観光交流課、さらに力を入れていただくことをお願いいたしまして、私の質疑といたします。 ○議長(多田正成) ほかに質疑はありませんか。 5番、下村議員。 ◆5番(下村隆夫) 先ほどから、いろいろな方が質問をなさっておりますが、私のほうからとしては、この地域や関係団体との連携という件について、お伺いしたいと思います。 まず、地域に関する内容については、加悦区というのはいいんですけども、広範囲に関する内容の場合、与謝野町教育委員会や与謝野町に後援を依頼すると言っておられるんですが、与謝野町というのは、どことどこを指して言ってるのか。団体名があるのか、ないのか、その辺をちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(多田正成) 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) ただいま議員のほうからは、与謝野町の後援を申請されたときに、与謝野町の一体、どこの部署かみたいなことだと思うんですけども、これについては、町の後援申請となりますと、与謝野町全体として、町が、その事業なり何かしらの後援をするというふうな形でございますので、町に後援申請をいただいて、与謝野町として後援を許可するというふうな形でございますので、どこの課とか、どこの部署ということではございませんので、そのようにご理解ください。 ○議長(多田正成) 下村議員。 ◆5番(下村隆夫) どこの部署とは言わないというお話でしたんですが、依頼、行くのには、どこに行けばいいんですか、そうすると。 ○議長(多田正成) 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) お答えいたします。窓口としては、総務課が後援申請の受付をいたしておりますので、総務課で書類をお受けいたしております。 ○議長(多田正成) 下村議員。 ◆5番(下村隆夫) そうしますと、しつこいんですけども、総務課にお伺いをたてた場合に、実際で動く部署はどこになるかと、その案件によって変わると思うんですが、そういった場合に、どういった部署に、こちらには与謝野町教育委員会というのが書いてございますから、教育委員会に関わることは教育委員会だと思いますけども、その他の部署が総務に全部行くとは、総務で全部手配するとは思わないんですが、そういった場合には担当課には、どことどこが該当するんでしょうか。 ○議長(多田正成) 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) 町に後援申請をいただきますので、町として総務課が後援申請をお受けいたします。それで、その内容によりまして、それぞれ、例えば観光関係の内容でありましたら、当然、総務課から観光振興課に書面が、回議が、決裁が回りまして観光交流課も確認をして決裁をとるという形ですし、その関係部署によって総務課が受けて関係部署にも決裁を回し、後援申請を許可するというふうな形になりますので、当然、私ども総務課が全てを掌握するというふうな形ではございませんので、それぞれの所管課にも当然、内容の認識をいただくということになりますので、そういうふうにご理解いただきたいと思います。 ○議長(多田正成) 下村議員。 ◆5番(下村隆夫) 今のお話で大体分かったんですけども、教育委員会に行く場合は、大体が重伝建ですから、そういった内容、いわゆる保存の関係なのかなと。 今、課長がおっしゃるように観光交流課なり商工振興課に回るのは、いわゆる外貨を稼ぐためか、あるいは交流人口を増やすためかというような形になると思うんですけども、そういった解釈で間違いないでしょうか。 ○議長(多田正成) 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) 議員おっしゃるように、内容によって商工関係の、今ですと、まちグルのイベントあたりですと、商工振興課に回りますし、観光関係のイベントですと観光交流課に回ります。おっしゃるとおりでございます。 ○議長(多田正成) 下村議員。 ◆5番(下村隆夫) ありがとうございます。確かに、そのような形で守り育てる会の方は、いろいろと産業振興に、あるいは交流人口には努力なさっていらっしゃるというように聞いております。 しかしながら、観光だけの件で申し上げますと、つい最近のお話なんですけども、バスが2台見えて、約30人ほどのお客様が見えました。説明の方は2名か3名ついておったと、ちりめん街道を説明しながら歩いていらっしゃったと、その先発として見えた添乗員の方が、この尾藤家にお見えになって、後から人が来ますんでよろしくお願いしますというお話があったそうです。ところが、実際問題、先ほど申し上げたように、説明する係は観光協会が手配なさってます。尾藤家は、運営は、今言った守り育てる会がなさってます。ところが、この間にきちんとした「報・連・相」ができてないというのは、これはいかがなものかというふうに思うんですけども、こういった形になると観光交流課が所管の観光協会についての指導はできてるか、できてないかという話になってくるわけですね。ですから、この指定管理云々というのはいいんですけども、これ所管が観光交流課ですね。きちっと、その仕事内容を理解して指導をしてるのか、してないのか。 観光協会も、観光交流課ですね。指定管理も観光交流課で、同じ部署でありながら、なぜそのような「報・連・相」ができてないのか、いわゆる縦割りじゃないですよね、自分の中ですから、いわゆる観光交流課が町の代表であって、その下に観光協会、あるいは、この指定管理の、どっちも指定管理ですけど、観光協会と守り育てる会があるわけですね。そういったところの中において、「報・連・相」がきちっとできてないというのは、行政の運営の中においては非常に問題だと思うんで、その辺については、町長、どのように考えますか。 いわゆる、課の中で持ってるセクションがきちんと「報・連・相」ができてないということですね、今回は、事例としては。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えいたします。基本的に「報・連・相」というのは、これは重要なことだというふうに思ってますが、今、議員がおっしゃることが、具体的にどういったことが起きたのかというのが、我々にはちょっと見えてこないので、どういう内容だったかというのは、図りかねますけども、基本的には事前に、突発的に、そのバスが2台来るということはないと思いますので、例えば観光協会のほうに連絡が入って、今から行きますという、立てつけになるというふうに思いますので、この取扱いをどうするかということは、やはり尾藤家をお世話になっております指定管理者の皆さんと観光協会と、もちろんその内容については、観光交流課も掌握をしているというのは、これはベストだというふうに思いますので、具体の内容がちょっと、また後でもお知らせいただければ、その改善に向けては我々は努力をしていかないとならないというふうに思ってます。 ○議長(多田正成) 下村議員。 ◆5番(下村隆夫) そうですね、私も今ちょっとかなりはしょって言ってしまったんですけども、細かい話は、また、後ほどさせていただきます。 いわゆる同じ部署の中において、部下がきちっと「報・連・相」ができてないという、言い換えると、換言すると、そういうことになると思います。 Aという部下とBという部下が、きちっと「報・連・相」ができてないと、いわゆる普通ですと、課と課の間で「報・連・相」ができてないという垣根の問題が出てくるんですけども、同じセクションの中で垣根をつくって、どうしようもないと思うので、そういったのものについては、きちっとした教育をしていただきたいと思います。以上で終わります。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) 今のご意見は受け止めさせていただいて、どういったことが該当するのかということは、それはしっかりと検証したいというふうに思います。 ○議長(多田正成) 下村議員。 ◆5番(下村隆夫) 終わります。 ○議長(多田正成) ほかに質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第119号を採決します。 本案については、原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第119号 旧尾藤家住宅の指定管理者の指定については、原案のとおり可決することに決定しました。 次に、日程第8 議案第120号 かや山の家の指定管理者の指定についてを議題とします。 本案についても、既に提案理由の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。 2番、永島議員。 ◆2番(永島洋視) それでは、山の家の指定管理の議案につきまして、質問をさせていただきます。 まず、最初にですね、今まで議論を聞いてまして、いろんな多面的な角度から質疑をされると、これは、非常にそれで、それは意味があるんかなというふうに思いますが、基本的に今回の議案というのは、指定管理者として適切なのかどうなのかということについて、私たちは議論をしていくべきかなというふうに思いますので、私は、この議案については指定管理者に選定することについて異論はありません。そのことを表明をした上で質問に入っていきたいというふうに思っております。 なぜ、私は、この質問は、指定管理制度そのもの、全体について質問をさせてもらいます。ただ、なぜこの山の家の、この質疑の中で質問させてもらったかといいますと、先ほどからありますように、黒字が出た場合、町に今年から還元をする、今回からするようになったということの説明がありました。その中で具体的に、そのことが計画の中で出てきておるのが、この山の家なんですね。 だから、この議案で質疑をさせていただくということなんです。それはどういうことかといいますとですね、この山の家の施設の運営に係る考え方及び運営計画というとこがあるんです。資料の35ページなんですけどね。そこにはですね、一番下に余剰金が発生した場合は、余剰金と10万円の差額の10%を町に還元しますというふうに書いてあるわけなんですね。それが、そのことなんかなというふうに思っております。 条例だとか、規則だとか、私も見てみましたけども、こういうことは一切書いてないわけですね。具体的に、今年からこういうふうになったという取扱いは、要綱だとか、そういうものに規定がされておるのかどうなのか、また、その規定されている内容はどういう内容になっておるのかということを、まず最初に聞きたいというふうに思います。 ○議長(多田正成) 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) お答えいたします。今回の募集要項を制定する中で、今回、7施設のうち4施設につきまして、今回、その剰余金収益が上がりました場合の町への返還金の内容を盛り込んでおりまして、これについては、募集要項の中でうたいまして、それによって公募をいたしまして、実際に、この計画書の中で明記をされておるのは、このかや山の家だけでございましたけれども、ほかの3施設についても、募集要項の中では、この還元の率についての内容を要綱の中に盛り込んでおるということでございます。 ○議長(多田正成) 永島議員。 ◆2番(永島洋視) 募集要項の中に記載があるということなんですが、具体的に、その記載の内容なんですね。それが、ここで山の家は10%と書いとるわけですが、10%をどの施設も還元をするという内容になっておるのか。そうではなくて、それは協議をして決めるとか、そういうような内容になっておるのか、その辺の取扱いはどういうふうになっておるんですかね。 ○議長(多田正成) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) 今回の山の家では、募集要項で10万円を超えた場合から黒字が出た場合には10%以上の還元を、提案を求めますということです。 それから、文化施設につきましては、1万円を超えた以上から10%ということで、提案を求めるということで、山の家の場合は具体的に提案を明記してありましたので、あとの施設につきましては、ヒアリングのときにご質問をしまして、その申請者の方から具体的に提案をいただいて、この要綱どおりに10%以上の還元をするということで、お聞きをしているところでございます。 ○議長(多田正成) 永島議員。 ◆2番(永島洋視) 実務的な話になるわけなんですが、この還元をするということは、指定管理料を、その年度で払ってますわね。黒字が出た、それを町のほうに還元をする、それは戻入処理をしていくのか、あるいは寄附金みたいな形で受け入れていくのか、その辺はどういう取扱いになっておるんでしょう。 ○議長(多田正成) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) 想定といたしましては、雑入で受け入れるということで考えております。 ○議長(多田正成) 永島議員。 ◆2番(永島洋視) いろいろと疑問点ばかり先に聞かせていただきます。指定管理施設としては、黒字になる年ばかりではないというふうに思うわけですね。今年、黒字が出ました。10万円黒字になって町に10万円還元しました。その次の年は、今度、逆に赤字になりました。その場合は、指定管理料に前年度黒字で、町のほうに還元をした10万円をプラスをして、指定管理料が支払われるということになるんですかね。 ○議長(多田正成) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) スキームとしましては、単年度でございますので、今年度黒字が出ましていただくと。翌年度赤字の場合は、赤字のままで負担をしていただくということになります。 ○議長(多田正成) 永島議員。 ◆2番(永島洋視) これはよく検討していただきたいと思います。 それでは、町がいいばっかりではないですか。5年間の指定管理期間があるわけですから、その期間を通算をして、最終終わるときに、その差額を精算するとかいうんだったらまだ分かるんですけど、黒字が出た年はですね、町のほうが還元をしてもらって、赤字になったら、それ以上は出しませんよと、これはちょっと町にとって都合がよすぎるんではないかというふうに私は思います。 それでですね、私はこの話を聞いて、一番疑問に思ったのは、決算剰余金というのは、株主総会で議決するべき事項なんですね。黒字が出た場合、町に還元をすることを事前に決めるということは、この会社法に違反するんではないかというふうに、私は思いますが、その点はどういうふうに考えておられますか。 ○議長(多田正成) 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) お答えいたします。議員、そういうふうにご指摘をいただいておりますが、それについては、今回の指定管理を応募いただきました事業者の方が、それもご了解の中で募集に申請をいただいておるというふうに思っておりますので、そこら辺の調査については、また、私どももする必要があるかと思いますけども、現在のところは、そういう形で応募をし、申請をいただいているというところで、双方での了解ができておるんではないかというふうに思っております。 ○議長(多田正成) 永島議員。 ◆2番(永島洋視) 考え方として、指定管理料を払っておるわけですから、町は。その指定管理料の範囲内の金額であれば、そういうことは問題にならないという考え方も、一部はあるんかなというふうに思います。 ただ、黒字が出ましても、その運営しておられる会社や組織にとっては、今まで十分でなかった職員の給与、待遇改善をぜひともしたいとか、いろんな、そういう思いがあることがあるわけですね。だから、そういうことも考慮せずに、事前に指定管理を募集する段階で黒字が出た場合10%を還元するなんていうことを決めること自体が、募集の中に入れること自体が私は問題ではないかなというふうに思うんです。 黒字であって、その部分を町に一部入れていただく、それは私は別に構わんと思うんですよ。ただ、それは、あくまで指定管理者の自主的な判断でしていただくというのが、私は基本的な立場ではないかなというふうに思っておりますが、その辺はどういうふうに考えておられるか、聞かせていただきたいと思います。 ○議長(多田正成) 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) 確かに、議員がご指摘をされるのもよく分かります。私どもといたしましては、そういう考えがあることを募集要項の中にうたいまして、それでご了解をいただいて、応募をいただくというふうな形がよいのではないかというふうに考えておりまして、それで収益が上がって、余剰金が出ましたときに、事業者の方で自主的に、そういうふうなご判断をいただいくというふうなこともあるかと思いますけれども、町としての考え方としては、募集要項の段階で、そういう旨をうたう中で応募いただいて、その経過の中で年度、収益が出た場合には、そのルールにのっとった形で町のほうにお返しいただくというふうな考えでおります。 ○議長(多田正成) 永島議員。 ◆2番(永島洋視) ぜひ見直していただきたいと思うんです。これは会社の経営権の介入になると私は思いますよ。 私は、指定管理料として支出したものである以上、還元を求めるんであれば、指定管理料で調整をするということは、これが私は基本だというふうに思うんです。したがって、もし黒字が出たら、それは翌年度の指定管理料で、その幾ら町に還元するかということを指定管理者と話し合っていただいて、それで指定管理料を調整していく。このシステムが私は一番いいんではないかというふうに思っておりますが、そういう見直しをしていただけるのかどうなのか、その辺のことについてご答弁がいただきたいと思います。
    ○議長(多田正成) 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) 議員ご指摘のように、我々としても、今回、初めてでございます。全国を調べる中でも、そういう手法を取っておられる行政もあるという中で検討させていただきましたけれども、議員ご指摘のように、その手法なりについて、再度、私どもも検討協議を重ねまして、指定管理者とのよりよい関係、また施設のよりよい運営をお世話になるのが第一でございますので、そこは町としても協議をさせていただきたいと思います。 ○議長(多田正成) 永島議員。 ◆2番(永島洋視) もう1点はですね、9月議会でも私は少し質問をしたんですが、今の指定管理料の積算というのは経営努力をしても、いい結果を出してもですね、赤字になってもですね、同じ、まあいうたら指定管理料が変わらないという、そういう制度になっておるというふうに思っておるわけですね。幾ら頑張って売上げを伸ばしたとしても、黒字にならない間はですね、指定管理料は変わらんわけですね。その辺では、頑張ったことが評価をされない制度になっておるんではないかというふうに思ってます。 そういう意味では、指定管理の計画、今回も、これみな添付されてますが、その中にはやはりきちっと人数がいいのか、売上額がいいのか、その辺は施設にもよると思うんですが、やはり目標を、5年間なら5年間の目標を年度ごとに出していただくと、その指定管理料については、何%が適正なのかということは、ちょっと私では、今ここでは言えませんが、仮に80%を指定管理料として一旦払いますよと、あと20%はですね、その計画に基づいて、計画が達成できておれば20%払う、達成できておらなければ、まあいうたら満額払いませんよというようなシステムに改めないと、幾ら頑張った施設も、頑張らない施設も全く指定管理料は同じなんだと、5年間一緒なんだということでは、私はちょっと問題があるんではないかというふうに思っておりますが、その辺はどういうふうに考えておられるか、聞かせていただきたいと思います。 ○議長(多田正成) 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) ただいま議員のほうからは指定管理者のほうが努力して努力して頑張っても、なかなか収益に結びつかないケースを申されたのかなというふうに思っております。 町内の指定管理、お世話になっております施設、結構老朽化も激しくなっておりますので、修繕等もトータルバランスで考えますと、なかなか頑張っても収益につながっていないというふうな施設もあるのかなというふうにも思うわけですけども、そういった中で、今回、この余剰金、努力によって収益が上がった場合に、幾らかを町に還元いただくというふうな設定をさせていただいたというところでございますが、今、議員のほうからは、頑張っても、頑張ってもプラスにならないというふうな施設のケースをご指摘いただいたのかなというふうに思っております。そういった中では現在、今はっきりとしたお答え出せませんけども、それらも含めて、また今後、検討をしていきたいというふうに思います。 ○議長(多田正成) 永島議員。 ◆2番(永島洋視) 見直しを、ぜひともよろしくお願いをしたいというふうに思います。指定管理の施設が、それぞれ頑張った分が報われるという、そういうシステムに、ぜひともしていただきたいというふうに思います。 はい、終わります。 ○議長(多田正成) ほかに質疑はありませんか。 6番、安達議員。 ◆6番(安達種雄) ただいま各指定管理の関係で議論をしていただいております。議案第117号から120号まで、これは当町の観光事業の主要施設の指定管理、また、指定管理施設の運用の内容が議論されております。 ただ、どこまでいっても、この基本になるのは、誘客の努力でありまして、特に当町から外に向けた、当町の観光PRがほとんどできてないというのが、正直言って私の実感であります。 ただ、加悦ファーマーズライスにおきましては、特に高速道路のサービスエリアでは名神、東であれば養老ですか、もっと遠いとこまで行ってますか。それから、山陽であれば赤穂サービスエリア辺りまで、たまに行くと、丹後のばらずしというような旗を、のぼりを見たり、また、製品が置いてあります。今日まで一生懸命努力をされておって、確かにファーマーズライスは、それなりの実績を上げておられます。 今日まで、我が町の観光においては、どうしても府が提唱しております、海の京都という部分がありまして、その範囲にとどまっている感を私は感じております。もっと独自の与謝野町の観光PRを外に向けて行っていく必要が今後、観光をさらに底上げしていくなら、外に向けたPRが私は必要ではなかろうかと思いますが、その辺の議論について、今、観光交流課あたりでも、どのようなお考えでおられるのか、まず伺っておきたいと思います。 ○議長(多田正成) 暫時休憩します。     (休憩 午後2時39分)     (再開 午後2時40分) ○議長(多田正成) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。 安達議員。 ◆6番(安達種雄) それでは、かや山の家のPRについても、どのようなお考えでおられるのか、併せて町全体のPRもお願いしたいと思います。 ○議長(多田正成) 小池企画財政課長。 ◎企画財政課長(小池大介) 全体的なPR、今の中では、この指定管理に関わる部分で観光施設の指定管理をということに端を発して、町内、町外向けも含めて情報発信がいかに大事かという視点で、ご質問だと思っております。 総務文教厚生常任委員会のほうでも、ご説明をさせていただいた一つに、明日なんですけども、副業人材を募集をかけておりまして、明日、夕方にですけども、そのアドバイザーの就任任命式を執り行う予定をしております。 二人の方をお願いするということで、この内容につきましては、広報広聴戦略の骨子というものを昨年度、策定をさせていただきまして、実際それを動かしていく戦略そのものをもう一度、町内の職員だけではなく、そういった民間の活力も入っていただくことによって、より広範な視点で情報発信や情報収集、こういったものをつくり上げていく必要があると。その中には、今、安達議員が期待をされておられますといいますか、当然、観光部分ですとか、そういった産業部門ですとか、ありとあらゆる情報発信がやはり必要なんだろうということで、全体としては、そういうようなことをもくろんでおるということですし、この山の家の施設だけで言いますと、また後ほど、観光交流課長のほうから答弁はいただけたらというふうに考えております。 ○議長(多田正成) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) 観光PRにつきましては、海の京都DMO、与謝野町の観光協会も併せて連携を取りながら行ってます。DMOの本体側と与謝野町と個別でありますので、大きな視点でいえばDMOの本体側がやっていってくれます。町内の部分につきましても、それぞれ主要なところにパンフレットを設置するようにしております。また、デジタル化というか、インターネットのSNSを使ったりして、PRを行っておりますので、その部分で両方から紙媒体とデジタルの関係で行っているというところです。 ただ、紙媒体にもする枚数が限られるので、なかなか与謝野町のパンフレットが目につかないというご指摘も受けておりますので、その辺は適時、それぞれの置かせていただく場所において、融通が利く場合についてはセットをするんではなしに、来られたお客さんの要望に応じてお渡しするというような形も工夫をしながら、観光協会のほうがやっているというところでございます。 ○議長(多田正成) 安達議員。 ◆6番(安達種雄) 今、企画財政課長からは、今後また、いろんな角度からの検討の方向で、今、企画しておるという答弁をいただきました。かや山の家も含めて、今後、許される範囲の、例えば与謝野町のPRポスター、先ほど言いましたように、サービスエリアでありますとか、許される範囲ですよ、負担がかからないように、そういう範囲。それからまた、いろんなところの資料の積んである棚ですね、そういうところに、およそ与謝野町のが挿して、ご自由にお取りくださいというのを見たことが最近ないです。 例えば、職員さんが1週間、2週間に一度ぐらいは、京都の府庁のほうに向かわれたり、また、京都に行かれる場合もあろうかと思います。ちょっと、どの課とか、そういうことは別としまして、職員さんが向かわれるときには、そういうことも気にしていただいて、観光交流課長のほうに、もうどこどこのがないでとかいうような、本当に町全体が、そういうように意識を持って、今後、町の観光PRに努めていただきたいと思いますが、最後に課長、その辺につきましての気構えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(多田正成) 課長、答弁よろしい。 ちょっと質問を120号に戻してください。 ◆6番(安達種雄) 終わります。 ○議長(多田正成) ほかに質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第120号を採決します。 本案については、原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第120号 かや山の家の指定管理者の指定については、原案のとおり可決することに決定しました。 ここで3時まで休憩とします。     (休憩 午後2時47分)     (再開 午後3時00分) ○議長(多田正成) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。 次に、日程第9 議案第121号 加悦椿文化資料館の指定管理者の指定についてを議題とします。 本案についても、既に提案理由の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第121号を採決します。 本案については、原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第121号 加悦椿文化資料館の指定管理者の指定については、原案のとおり可決することに決定しました。 次に、日程第10 議案第122号 財産の無償譲渡についてを議題とします。 本案についても、既に提案理由の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。 4番、山崎良磨議員。 ◆4番(山崎良磨) 杉上議員もされるみたいのなので、前座の私はささっと終わらせたいと思います。失礼します。 いわゆる第三セクター、いわゆる三セクというものの中で、今回こういった前々回の議会に引き続いての譲渡という形になるんですけど、私からしましたら、もう平成が終わり令和になりまして、旧加悦町であった第三セクターが当初三つございました、合併時は。これが結果的に今、二つになっておるわけなんですけど、いわゆる町が、こういった三セクを抱えていく時代ではなくなってきたのかなと、流れの中で思う中で、端的にお聞きしたら、いわゆる民営化する運びになるプロセスの一環として譲渡されるという捉え方でよろしいでしょうか。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) そのとおりといいますか、プロセスの一環ということでございます。これといいますのは、三セクの解消につきましては、ファーマーズライス社からも、その方向での要望といいますか、相談もございますので、その方向で進んでおるということでございます。 ○議長(多田正成) 山崎議員。 ◆4番(山崎良磨) 私も方向性としては、全く賛同したく、この議案につきましては全く反対するつもりはないんですが、一定の確認がしたいなという部分がございます。まず簡単なほうから。 今回、土地建物、いわゆる不動産以外にも、いわゆる厨房器具類や附帯設備であったりとか、こういったものも無償譲渡の対象になっております。これらを見ておる中で、若干、私が以前勤めておった企業でも扱っておるものがありますんで、その辺から鑑みたときに、いわゆるいつ故障してもおかしくないようなものも混ざっておるような感じが見受けられます。今後の、こういった購入というのは、もう自己負担で全て向こうがされるということでよろしいでしょうか。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) その理解といいますか、そのことで進めております。 ○議長(多田正成) 山崎議員。 ◆4番(山崎良磨) あと、ちょっと大きな話になります。いわゆる、ここに町が投下しておる資本、いわゆる株、町の持ち株というものがかなりの金額です。これを民営化するには、要は町が、これを売らないといけない。売り先というのは考え得るのは、このファーマーズライス自体に売るしかないのかなというのが一般的な考え方なんですけど、ただ、一度に、これを購入する、要はその購入するための資金、場合によっては借入れするという場合に、なかなかこの御時世、ハードな金額かなと思う中で、まず、そこの予定という部分につきまして、例えば年間500万円ずつ分納して、いわゆる6,000万円でしたか、12年で、12年後に達した時点で完全民営化するとか、そういった金額的な、より具体的な話というのは、現在どうでしょうか。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 株式の、いわゆる三セクでございますので、株式を町の所有から他に移すと、その移し先は、おっしゃいましたように会社が一番適当であろうかとは思っておりますけれども、その価格の決め方でありましたり、それを段階的にどのようにしていくか、そういうことにつきましては、まず、この譲渡の案件がお認めいただいた後に、具体的に進めようということで話しております。 また、今年、国の事業を使いまして、早稲田大学の先生、公認会計士を持っておられる先生に、この間もいろいろとアドバイスも頂いておりまして、特に第三セクターの部分についてが、一番の、どういうんですか、専門分野というふうにもお聞きしておりますので、今年度、あと3回、そういった会話をさせていただく機会を持っておりますので、そのときに具体的に進めて、議論ができたらと思っております。 ○議長(多田正成) 山崎議員。 ◆4番(山崎良磨) 今のご答弁の中の、ちょっと一応確認なんですけど、金額を決めてとかいったような話という部分をおっしゃられたんですけど、原則として現在も運営して、なかなか滋賀のほうにもお店を出されたりしとる中で、景気のいいと言ったら語弊がありますけど、順調に成長されている会社の中で、当然、これは町の財産です、株というのは。もっと言い換えれば町民様の財産でございますので、これを例え内々だと言え、やっぱり株価の額面割れで売るということはちょっと許されないと私は考えるんです。 今の金額という部分では、その額面割れとか、そういったことは含まれておったんですかね。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) コロナ禍においても、今現在の経営状況でありましたり、また一方では今回、資産が会社のほうへお認めいただきましたら移るということになりますので、当然その分も株の価値というのは上がってくるというふうに聞いておりますし、そこは基本、額面割れを想定してはいないということであります。 あくまでも、第三者が見ても適正価格であるというところが基本だと思っております。 ○議長(多田正成) 山崎議員。 ◆4番(山崎良磨) それを聞いて安心しました。あとは、その認めた上での時期であったり、資産価値がどのように出てくるか、当然この譲渡することによって固定資産税が発生してくるわけですので、そういったものも、また、持っとる対象になるのかなと思います。 個人的に、この企業につきましては、私もちょっと2008年から2010年ぐらいまで滋賀県のほうに赴任しておりまして、その頃、大津のインターで、ここの製品をよく見て、私にとってはふるさとの味で、もうここまで販売経路を上げられたのかなという、妙に感慨した懐かしいものでもあるんです。 今後もお話を聞いておると、そこからまた売り先というのも名古屋のほうまで伸ばされたり、岡崎のほうまで伸ばされたりというのも聞いておる中で、今後も安定的成長が見込めるのではないかと私は勝手に考えております。 ぜひとも民営化して、この町の主力企業の一つとなっていただきたいことをお願いして、私の質疑を終わりたいと思います。以上です。 ○議長(多田正成) ほかに質疑はありませんか。 3番、杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) それでは、議案第122号 財産の無償譲渡につきまして、株式会社ファーマーズライスについてであります。 産業建設環境常任委員会の説明資料、その2で質疑を行いたいと思います。時系列で2ページに書いていただいてます。私なりに付け加えるとすれば、このファーマーズライスというのは、昭和の合併の町と町民の約束として、旧加悦町10区ございまして、この10区全てに公共施設を建設する。香河区が最後になってしまいましたけども、平成11年に完成しました。大きな目的は、米の消費と雇用の場づくりでありました。 そこで、今回、こういう無償譲渡という問題が提案されたわけですけども、3ページに移りますと、無償譲渡とした理由に、この目的と、その第三セクター株式会社から出た話なのか、与謝野町側から出た話なのか、ここがはっきりしませんので、まず、ここからお尋ねしたいと思います。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) どちらから出た話かといいますと、この譲渡の話が始まりましたのは、平成30年の公共施設等総合管理計画、実施計画の策定がきっかけでございます。そこで、町のほうは、それに基づいて、一定提案もいたしました。また、そういう経過の中では、会社のほうとしましても、一定この資産を持っていない会社ということで、規模が大きくなってくる中で、特に資材を購入する、原材料を購入する段においては、その先方の購入先の、その信用調査的なこともされてくるというようなことから、やはり一定、自社でも資産を持つ必要があるというようなことが動機であったというふうに思っております。 お互いそういった中で協議をする中で、当然しかるべき価格で有償譲渡ということを基本に話てまいっておりましたですけれども、その中で経年劣化をしてきた、いろいろな設備類、特に電気でありましたり、そういった修繕を必要となってくる段におきまして、交渉の中で一定それを町が予算化をして、するということで、また町の支出が増えてくる、そういう部分を一番、どういうんですか、円滑に行く一つの方法としまして、こういった無償で財産は譲渡をさせていただきますが、町が本来すべき修繕をお世話になっていくというようなことで、その譲渡価格と修繕価格が、修繕のほうが上回ると、そういったお話をさせていただいたのが経過でございます。 ですから、有償が基本でありますけれども、その中で現状踏まえた落しどころといいますか、協議で合致をするところに至ったという経過でございます。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) いろんな町民の方からご意見、提案いただいてますので、慎重に発言したいと思いますけども、3ページの今の課長の説明の中で、相手方のことがあって、最後の行が気になるんですけど、随意契約とすることを決定したと書いてあるんですけども、こういう表現はですね、競争入札も考えてたというふうにとれるんですけども、ここは、この1行は、どういうところから出た1行ですか。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) やはり大切な町の財産を譲渡すると、これは有償であっても無償であっても、譲渡するということになりましたら、やはり譲渡する相手方というのは、基本は公募といいますか、公に募るという、その基本に立ち返ったという意味合いでございます。 当然、その中では、そこから議論はスタートするんですけれども、議論の過程では、この間、雇用をしていただいて、また、町のお米も付加価値をつけていただいて、頑張っていただいとる今のファーマーズライス社に落ち着くだろうということは、担当としてはありますけれども、やはり議論としては、原点からスタートすると、そういった意味合いでございます。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 本来ですと、ファーマーズライスを設立したときは、旧加悦町議会で恐縮なんですけども、専務取締役に参考人としてお越しいただいて、質疑を行いました。 本来なら、今回も、そういう機会があればよかったんですけども、そういう機会がなくて今日に至っているわけなんで、今後につきましてですね、そういう会社から丁寧な質疑に答えていただく機会があればというふうに申し上げておきたいと思います。 もう一つ思い出してほしいんですけども、昔話と言われたらあれですけども双峰公園と雇用促進事業団、大江山、それから野田川の雇用促進事業団、国の、わーくぱるが随分、当時の町長は心配されたんですけども、国からの提案は10万円で、消費税が5,000円だった。10万5,000円で大江山運動公園と野田川わーくぱるは、旧町に渡ったわけでございます。これは、これを、これっきりでですね、国は一切、大江山双峰公園と野田川わーくぱるには関わりませんという通告でもあったわけですね。そういうことがちょっと私、頭に浮かんだんですけれども、そういうことを考えますと、いかに無償というのが、やや乱暴な提案であるというふうに私は思うんですけども、課長は交渉の過程で、そういうことは思われませんでしたでしょうか。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 無償にするので、あとはもう知らないよという意味ではないということでございます。 まだ、少なくとも建物につきましては、補助事業で建てておりますので、その約9年、その補助事業上の耐用年数が残っておりますので、そういった部分から言いましても、従来どおりの目的で使っていただく、農業振興に資する使用をしていただく、これについては当然、町のほうも、農林課も関与いたしますし、農家の米価の維持にも大きく寄与していただく施設ですので、直接的な、どういうんですか、今までのような直接的に町費を投下した投資というのは考えられにくいということなんですけども、間接的に国・府の事業を積極的に取り入れると、そういった点での支援は引き続き行っていくということでございます。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) なぜ町民の思い入れが強いというのは、課長も御存じだと思うんですけども、工場はできましたけれども、全くというほど売れなかった。しかし町職員、町理事者、議会も協力しましたし、ついにはですね、禁じ手と言っていい、町職員を、この第三セクターに派遣すると言ったらいいのか、そういうことは、ないことをやってまで、今日があるわけですから、そこの思い入れが随分あるもんだから、いきなりそういった立派になった会社を無償で三セクに渡すというのが、抵抗が非常に大きいというふうに思います。 私も随分、そのファーマーズライスに行った職員とよく話しまして、もう見る見るうちに体重が減りましてですね、物すごい痩せてしまった苦労を、いまだに思いました。そこを思いますとですね、非常に今回の提案は私どもにとりまして、心が折れると言っていいほど、つらい思いをしてるところでございます。いやほんまにそうです。 なぜならば、聞くところによりますとですよ、このファーマーズライスの、この無償で譲り受けたい目的がですね、ここに地図が書いてありますけども、駐車場になっているところに第2工場の建設を目的とした土地、建物、設備を譲渡を受けたいと、これは会社の資産がないんで、この今、譲渡を受けようとする資産を基にして会社を大きくして、資金調達をして、工場建設をしたいというふうに聞こえてくるんですけども、これは正確な情報ですか。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 今あります工場のちょうど上側にファーマーズライス社の所有の駐車場がございます。そこに第2工場ということで、これは全くファーマーズライス社独自の事業として考えておられるということは事実といいますか、考えてはおられます。 そこで、これは明言はされておりませんですけれども、今回、資産が移りますと、当然、そこの部分が資金調達に寄与するといいますか、それはもう容易に想像できることだとは思っております。ただ、第2工場を建てる目的は、今コロナ禍で、今まで高速道路を使って、主力であります、そこでさえなかなかコロナ前の状況には戻らない現状があると。 そういう中でも雇用を維持し、また、拡大もされてきました。ここで会社として、もう一つチャレンジすることが、この雇用でありましたり、そのお米の使用でありましたり、そこを維持することだと、これは民間の、いわゆる三セクと言いましても、町は役員を送り込んでおりませんので、もうその民間の皆さんのご判断でされておりますので、そこは尊重といいますか、しておるというところでございます。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 資料の12ページにはですね、株式会社加悦ファーマーズライス冷凍米飯加工第2工場、基本設計の遅れというふうになっておるわけですね。だから話が進んでないというふうに受け止めます。 民間会社の経営者の方とか、個人商店の経営者の方は、この資産をもとに資金調達するというのは、もうバブル経済の発想であって、現在はですね、自分で稼いだお金を再投資していく、この破綻をしました、物すごい大きな大手のスーパーのやり方が、次から次に支店を出していくときに、今ある資産を基に調達していって、最後は破綻したわけですね。これを多くの経営者は見てるわけですから、この発想を聞いたときにですね、非常に危険だというんで、かなり強烈なご意見を頂いてます。 なぜ、そういう危険な発想を町が認めるというか、話に乗るというのは非常に危険だと思うんですけども、今や従業員さんが、正社員は30人ですけども、130人の雇用をされているという、非常に社会的に大きな会社になってるということを考えれば、ぜひとも安全な運転、安全な経営、安全な運営をしていただきたいと私は思うんですけども、この点をお尋ねしときたいと思います。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) その安全性という意味では、そこについては町の経営に対する町の関与というのは基本していないということなんですけれども、1年、少なくとも、このコロナ禍で計画がまだ熟していないということは、町といたしましても、これは国もですけれども、一定まだ、もっと考える必要があるんじゃないかと、そういったことで、令和4年の事業を少なくとも1年送ったと、そういうところに、その安全性の、この議論は町のほうともしておるということであります。ですけれども、先ほど申し上げましたように、基本は、今現在の経営陣のご判断というところは尊重すべきであろうというふうに思っております。 それからまた、今回、ファーマーズライス社が資産を持つということでありますけれども、ここは先ほど申し上げましたように、やはり規模が大きくなってきた、今現在の会社の規模でいきますと、やはりその取引先とのやりとりの中では、そういった資産がないという部分についての、懸念を示されるということが起きてきておるということが一番の動機であろうかというふうに認識をしております。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 1回目の時間があれなんで、4ページと5ページに重要なことが書いてあるんで、その前に、今、償却資産出ましたんで、償却資産の償却は終わってないということですね。 その償却資産が償却ができてない資産である設備、土地、建物を他人に譲渡できるか、ここが非常に大きな議論になると思うんですけども、町としてのお考えはどうなんでしょうか。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 補助事業で建てた建物でございまして、その補助事業の制度上、まだ後9年ほど償却が残っておるということでございます。この間、一つは農林水産省と、この国庫補助事業の件に関しまして、京都府を通じてやりとりをしておりますし、それからまた起債の関係では企画財政課を通して財務省とやりとりをしております。 その中でも、今の現在の国の考え方は、基本、民間に移していくことのほうが、どういうんですか、有利な取扱いになっておりまして、これが仮に償却分を有償で譲渡した場合は、その国庫負担分を、そのまま町に頂いた分から国に返さなければならないということに、ルールはなっております。 ただ、無償の場合は、それは国庫に返さなくてもいいですよと、ただ、今の国の補助事業で目的どおりの事業を継承するということが条件でありますけれども、そういったルールといいますか、制度上になっておりますので、そういった意味では国全体としても、どちらかと言えば推奨をしていくような方向ではないかのかなというふうに受け止めております。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 今、課長の答弁にあったことは、資料の5ページに書かれておるわけですね。農林水産省、京都府経由で協議は行っているということですね。 しかし、これを読みまして、普通の民間でいいますと、償却資産を、そのままにして、何か譲渡したり、そういうことはなかなか聞いたことがないんですけども、ここは特別に協議に応じていただいていると、今答弁にありましたね。これが継続中なんですね。継続中であるのにですね、今その無償譲渡の話をしていいんですかね。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 特別な申請ではないということです。通常ある手続というふうにご理解いただきたいと思います。与謝野町におきましても、農林課におきましても、何年か前に岩滝のコミュニティセンター、男山にございます岩滝コミセンを同様に普通財産にして、これについては福祉事業者に貸付けということで、させていただいております。そのときも同様の国庫補助事業の手続をさせていただいたんですが、目的が、木材を啓発するという目的は継承ができるということで、特段、何ら問題なく進んだということがございます。 また、今回につきましては、申請をしますのは、この議案がお認めいただいた後の申請になりますので、その直前までの事前協議は、一定整っておるということでございます。ですから、この議会でお認めをいただくということがスタートとなります。 ○議長(多田正成) 小池企画財政課長。 ◎企画財政課長(小池大介) 議員のご質問は、今ある資産、例えば機械器具ですとか、そういった資産が補助事業上ですとか、補助事業の裏に起債を充当させていただいて、過去に整備させていただいたものを、このファーマーズライスのほうに譲渡したときに資産が移るわけですよね。そうしたときに、まだ償却が続いておるんではないかなというご質問だと思っておるんです。 今、井上課長が申し上げましたのは、補助金の適化法の関係ですとか、それから、私ども企画財政課が所管しております、起債の残債の扱いにつきましては、それぞれ関係省庁、農林水産省ですとか、財務省のほうに確認をさせていただいて、そちらの処理はさせていただいておりますけど、恐らく議員が疑問に思っておられる資産が移転をしたときに、そのまま償却がまだ年数があるんであれば、会社のほうが当然償却をしていただくことになりますので、そこには、税としては課税がされていくということで、それは財産が異動したときに、そのまま償却が続いていくもんだというふうに私は理解しておるんですけど、正しいかどうかは、税務課長のほうが、また答弁できればと思っております。 ○議長(多田正成) 吉田税務課長。 ◎税務課長(吉田雅広) 先ほどの小池企画財政課長の答弁のとおりということで、ただ、所有者が代わるというだけでして、ものの資産に対しては、購入から毎年の償却ということで決まっておりますので、そのものに対して全く変わらないということでご理解いただきたいと思います。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) その関連で4ページにもう一つ大事なこと書いてあるんですけども、ファーマーズライス社の地方債残高に係る負担の特別なご配慮をいただくように調整中なんでしょうか。 ○議長(多田正成) 小池企画財政課長。 ◎企画財政課長(小池大介) 先ほども若干申し上げましたように、設備投資を町のほうがしてきた財産につきまして、全て補助金等で賄えたものでございませんので、その裏には、起債を発行させていただいて、財源手当をさせていただいたものがございます。 資料として、産業常任委員会の資料としてつけさせていただいておると思うんですけども、総務常任委員会のほうでは、永島議員のほうから残債に係る資料がないのかということで、後ほど農林課長と相談をさせていただいてということで、お配りができとると思うんですけども、ざっと今年度末をもって残債として557万3,000円、まだ未償還元金が残ることとなっております。 先ほど来申し上げておりますように、財務事務所を通じまして財務省の見解をお聞きしましたところ、償還には二通りの償還がございまして、目的償還というのと、強制償還というのとがございます。この目的償還に合致しますと、基本的に後年度、今申し上げました残債が残っておる後年度の償還分につきまして、交付税措置が、そのままされると、先ほど井上課長が、補助金の中で、その目的の用に供するのであれば補助金の返還がないというようなことを申しておりましたけども、起債におきましても、本来の目的に沿った形で、そのまま使われていく償還の仕方が一定認められて、交付税措置は後年度もずっとされてくると。 これを借りております原資が、辺地対策事業債でありますので、交付税措置の率としましては、80%交付税措置がされますので、残りの20%につきましては、町の持ち出しが必要になってくるということになります。 ところが、今回、年度末をもって繰上償還をいたしますので、一括償還をさせていただいた計算の中では、その2割分をファーマーズライスのほうにご負担いただこうということで、今回の第4号補正、一般会計の第4号補正の雑入に、その他ということで20%に相当する額140万円程度だったと思うんですけども、そちらを受け入れさせていただくことで計上させていただいておるというものでございます。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 第2質問でお聞きします。 ○議長(多田正成) ほかに質疑はありませんか。 11番、浪江議員。 ◆11番(浪江秀明) 私のほうからは、1点、質問したいと思います。 まず、最初に議会が承認しなければならない金額とは幾らからなんでしょうか。 ○議長(多田正成) 小池企画財政課長。 ◎企画財政課長(小池大介) 今の議員のご質問ですけども、議会が承認しなければならない金額というのはございません。そうではなくて、地方自治法に定めておりますのは、適正な対価でなく売却をする場合、要は、例えば、不動産評価なんかをしましたときに、例えば100万円だという評価が出たときに、100万円で売却する場合は、これ適正な価格なんですけども、適正な対価に対してよりも減じて売却するような場合、例えば、それを80万円で売却しようが、98万円で売却しようがということではないんでしょうか。 今回、議会に付す議案としては、その大小ではなくて、今回は無償譲渡ということなんで、当然評価額よりは安いというか、ゼロになりますので、議案として提案をさせていただいとるということです。 ○議長(多田正成) 浪江議員。 ◆11番(浪江秀明) すみません、私のちょっと説明の仕方が悪かったんですけど。15ページに96番ですか、令和2年5月29日に機械室分電盤LP-2更新・移設、これは859万円、それと令和3年6月に冷凍室の冷凍機改修工事、これが555万円となっております。これは、議会の承認を受けんでも認められることなんですか。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 資料の15ページにあります、今おっしゃいました分電盤等の工事につきましては、これを町がやった、町の工事であれば一定のまた、先ほどの起債でありましたり、そういった手続が必要になってまいりますけれども、これについては、指定管理者との協定の中の話し合いの中でも、指定管理者のほうで実施をするということですので、いわゆる先方がされたことですので、この議案といいますか、承認というところには当たらないというふうな理解でございます。 ○議長(多田正成) 浪江議員。 ◆11番(浪江秀明) 今、説明受けましたけど、あれは先方がされたことなので、必要ないということなんでしょうけど、実際これ無償化するのに、これ差引きするのに不動産鑑定価格が2,700万円で、今回、これから向こうが見出しをした分が3,541万円となっております。それで、これを差し引きするとマイナスになるで、無償ということなんですけどね、その中に1,800万円だったかな、の中に、この二つ89番の、この859万円と555万円が入ってきとるわけなんです、1,400万円ほど。これを、いうたら差引きするほうに入れていいもんなんか、いうたらあの議会のほうの承認がないのに、これを差引きの、この3,500万円のほうに入れていいのか、その辺の見解をお願いします。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 必ずしもルールとして修繕費等を、このように積み上げなさいというルールはないということだと思っております。無償譲渡をする一つの参考の資料として積み上げたものでございます。 今回の議案は、その参考資料として積み上げたこと自体、また無償も含めまして、全てを、どういうんですか、ご審議いただくといいますか、ご判断いただくということでございます。 町のほうが積み上げた経過については、専門家にも相談をしながら、一定、これは積み上げてもしかるべき、構わないというような判断の中で積み上げをさせていただいております。 ○議長(多田正成) 浪江議員。 ◆11番(浪江秀明) 私が言いたいのは、差引きする金額を上げるために、そういう工事を繰り込んでおると、その工事は承認されてないと、これでいいのですかということが聞きたかったんです。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 本来でありましたら、その工事を、町の補正予算等でお願いをして、お認めいただいて、それから工事を発注して進めていくということでございますけれども、それが今日、今回の議会、今日の午前中もそうでありましたですけれども、やはり財政的に厳しい状況があるという町の事情がございます。 一方では、会社としましては大きくなった会社でございますので、体力的に、まだ自社で修繕をしても、待つよりは、どういうんですか、メリットのほうが、いわゆる待って、町が修繕するのを待つリスクは待てないと、ここは指定管理の協定の中で一定、本来は町がすべきですが、協議の中では指定管理者がしても、それはやぶさかではないという協定ですので、その部分で一定、町は認めておるということでございます。 総合的に言いますと、あの施設、運営されておる、365日の工場ですので、そこをしっかりと事故なく、事故を少なく進めていく一つの大きな判断であったというふうに思っております。
    ○議長(多田正成) 浪江議員。 ◆11番(浪江秀明) そうなら、ちょっと切り方を変えます。これが、この工事が行われたのが令和2年5月29日ですね、今、令和3年ですね。令和3年12月ですね。1年半ほど前ですね。なぜ今までこれが報告されなかったのか、この辺は報告しなくてもいいもんなんか。 ○議長(多田正成) 小池企画財政課長。 ◎企画財政課長(小池大介) 今、農林課長が申し上げておりましたように、過去、数年前から譲渡に向けての話合いが町のほう側とファーマーズライスのほうで進んできておりました。 その中で一定、指定管理の協定の中ではリスク分担というものがうたってあって、幾ら以上の事業費については、町が見るもの。それから、それ以下の分については、指定管理者のほうで負担するというような取決めがあるんですけども、協議の中で高額な、今、議員が言われておりましたような700万円、500万円、こういったものにおいても、業者のほうが今後の譲渡に向けて、自分たちで投資をしていこうということになっておりますので、ここは指定管理業者が負担をされておりますので、うちの議決案件でもなければ、議会のほうへ報告する案件でもないと。 今、申し上げておりましたのは、それらの経費を積み上げると、要は自社が投資した経費を積み上げてくると、評価額よりも上回るということで、今回、一定の無償の条件として。それから、もう一つ言えば、今後の投資を見たときにも、やはり必要経費が、行政負担が必要になってきますので、それらを総合的に判断して無償で譲渡するべきということを判断したというふうにご理解いただければと考えております。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 議会への報告ということなんですけれども、特に89番の分電盤、これが令和2年5月であります。これについては、分電盤から発火をしたということがきっかけでありますので、これは、私の記憶では常任委員会でも報告をさせていただいたというふうには思っております。 ○議長(多田正成) 浪江議員。 ◆11番(浪江秀明) 今、課長言われましたように、どうしても緊急を要するものとか、どうしても要るもんとか、それは仕方ないことだと私も思います。 ただ、ほんまなら議会を通して、今回の場合は第三セクターだで必要ないんかも分かりませんけど、そういう手続上のことをきっちり考えながらやっていただきたいと思います。以上です。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) 私のほうからもお答えします。この間、課長が答弁してきたことで間違いないというふうに思っております。 例えば、旧加悦町の話になるんですけども、今、先ほど議決をいただいた、かや山の家の、これは京都府の施設だったんですけども、これを譲渡していただいたときは、多分無償譲渡だったと思ってます。 ですけども、その無償譲渡に至るまでの間に、旧加悦町は、いろんな補修なり設備をグレードアップしてきてます。それはもう当然、京都府は出しませんので、加悦町が施設整備を行ってきたと、そのときには加悦町が施工主体になるわけですから、これは自治法にのっとって、議会の議決を得た中で工事を行ってきたと、今とは逆の話なんですけども、町が事業主体になって事を起こすときに、動産でしたら700万円以上のものは議会の議決を要するとか、それから工事請負費でしたら5,000万円以上とか、3,000万円だったか。そういうルールがありますので、それをしっかりと、これはやっていくということですし、今回の場合は逆で、そういったことも含めて考えた中で協議が整って、適正な対価ではなくて無償で譲渡することによる議会の議決を要するということですので、そこで皆さんにお諮りをさせていただいているということでご理解がいただきたいというふうに思います。 ○議長(多田正成) 浪江議員。 ◆11番(浪江秀明) 終わろうと思ったんですけど、今後、与謝野町の公共施設、これを減らしていくためには、まだ、これからどんどんこういう場合が出てくると思いますので、その点は十分注意しながら計画をお願いします。以上です。 ○議長(多田正成) ほかに質疑はありませんか。 5番、下村議員。 ◆5番(下村隆夫) それでは、お金の件になってしまうんですけども、先ほどから無償、無償という言葉が盛んに言われてますけども、たしかこれは委員会資料16ページで111万4,759円、これはファーマーズライスが負担すると言われているわけですけども、必ずしも、ですから無償なわけではないわけですよね。様々なお金の金額においては、償還とか、いろいろありますけども、いわゆる一番町で関係あるのは、物の償還ではなくて、いわゆる税務署は必要かもしれませんけども、お金、いわゆる発行済みの公債、あるいは、そういったものが必要なわけですから、財政の中において一番重要なのはお金になると思います。これはきちっと払っていただけるということは、議会の承認がないと払ってもらえないということなんですか。 ○議長(多田正成) 小池企画財政課長。 ◎企画財政課長(小池大介) 今、議員のほうからは、予算書に上がっております、先ほど140万円ぐらいと私申し上げましたけど、正しくは111万4,000円だと思います。それを雑入で受け入れるという予算計上をさせていただいております。 切って考えていただきたいと思うんですけども、財産としては、議員もご承知のとおり、無償譲渡をさせていただくということで、今、この議案として上程させていただいとるということで、財産そのものについては無償で譲渡をさせていただきたいと。 一方で、過去に投資をいたしました、先ほど来申し上げております、投資に係る町で発行しております起債、これの残債が残っております。これについては、先ほど二つの繰上償還の方法を財務省と協議させていただいてと申し上げましたけども、その結果、繰上償還を、資産が異動するわけですから、貸借対照表で考えていただいたら分かりますように、資産と負債とがセットになりますので、資産を移譲しとるのに負債だけが残るということには、本来すべきではないという判断のもとに当然繰上償還をさせていただきます。 その中で、先ほど起債の話を申し上げましたように、後年度も交付税措置がございますので、8割は措置をされます。ところが、2割については措置をされませんので、これ行政の負担になりますから、そこはファーマーズライスさんと交渉というか、話をさせていただいて、今回のお認めいただいた後に、3月末になろうと思いますけども、それを納入していただくということで、普通でしたら、有償で売却をするんであれば、財産売払い収入だとか、そういう扱いになるんですけども、そこは無償で譲渡をさせていただいて、残債の処理について受入れをいただくということで、これは予算を計上させていただいて、議会にも予算としてお認めをいただいた後に収入をさせていただきたいということでございます。 ○議長(多田正成) 下村議員。 ◆5番(下村隆夫) それと、あともう一つですね、気になったのはこの議案が可決しない限り、まだ先の細かなものが分からないという答弁だったと記憶にあるんですけども、それでは、例えば、この議案が通ったとしますと、いわゆる一般株式会社になるわけなんですけども、今の、先ほどからのお話で町の持ってるものと先方さんが持ってる株式の割合は、どのような形になるんでしょうか。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 約65%が町でございます。 ○議長(多田正成) 下村議員。 ◆5番(下村隆夫) そうすると大株主というわけなんですけども、そうなると65%も持ってる必要性は、当然のことながらなくなってくると私は思います。 今後、何らかの形で町が関与するべく必要性があるかと思っております。特に当町のお米を使うというのを基本にする場合であれば、その辺はきちっとしたものがないと、民間になれば安い米のほうがいいですからね、そうなってくると、25%の最低限の株主は保有しなきゃならないと、私は理解するんですが、その辺の考えは、この議会で承認をする前には決めることができないというのかもしれませんけども、その辺の内諾というか、やり方についての審議はなさっているんでしょうか。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 株式の譲渡につきましては、順番としまして、まず、この町の公共施設の対応をした後に、しっかりとお話をしましょうということで、双方三セクを解消していく方向というのは会社のほうも町のほうも方向性は一緒だという認識は今も、そのとおりでございます。 ただ、その進み具合につきましては、この議案をお認めいただいた後に、やっと次のテーブルにつけますので、その進み具合につきましては、やはり65%の株と言いましても、額面でも4,000万円にもなりますし、そこを会社が買えるのか。また、先ほどおっしゃいましたように、一定の比率は持っておくことで、町の農業振興に対する関与をしていく必要もあると、そういったいろいろな要素を今後、専門家にもお聞きをしながら進めていくと、進めていくことについてはお互い合意をしておるということであります。 地方自治法ですか、一定の25%だったかと思いますけど。一定の、この持ち株、比率が一定ガイドライン等でも示されてもおりますので、少なくともその部分には、行く必要はあるのかなというのは思っております。 ○議長(多田正成) 下村議員。 ◆5番(下村隆夫) そうしますと、今回、これを承認されたらば、直ちに臨時株主総会が発動されるという段取りになるんでしょうか。 1週間以内、長くても2週間というふうになってますけども、その辺はどのように考えますか。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) いや、直ちにそこには行かないと、そういった譲渡なりを進む協議に、本格的な、入るということでございます。まだ、いきなりそこまでは話が、今から進めますので、具体的な部分につきまして、ですから、直ちに、その株主総会ということにはならないということであります。 ○議長(多田正成) 下村議員。 ◆5番(下村隆夫) なぜそのようにしつこく言うかと言うと、会社というのは営利を求めるためのものです。ところが、今現在は与謝野町のお米、野菜、使えるものは何でも使ってほしいというのが基本でございますので、その辺を逸脱しそうであれば、これは逆に言うと指定管理でやっておいたほうがいいという話になってしまいますので、その辺の、やはり我々としても与謝野町の産品を使ってもらうと、特に今回は、昨日ですか、KYTで与謝野町産品ということでコマーシャルにも出ておりました。 そういった中で、やはり与謝野町の一つの商品であるわけですから、民間でやっていただくことは大いに結構だと思いますよ、確かに。ただし、完全に営利になるとお米は今、御存じの方もいらっしゃいますけども、大体JAで5,000円ぐらい。仲間うちと言っていいかどうか分かりませんけども、いわゆる普通の農協ではなく民間の売買ではもう少し高く売買されています。そういった中において、本当に民間企業になった場合の補償はあるのかという、その辺の確約だけは頂いておかないと、ただ単に条例上はもうなくなりましたと、民間企業になってしまいましたでは、やはり町民の皆さんも納得しないと思うんで、その辺はどういうふうに考えているのか、再度お伺いしたいと思います。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) その部分は、農林課といたしましても外せないところだと認識をしております。これはまだ仮契約でありますけれども、譲渡契約の中には、一定指定期間10年ということで、その部分については少なくとも今の指定管理で行ってきておる約束事を、そのまま継続しますということについては、これは10年がええとこだろうなということで、これは弁護士等の指導もありまして、そういった取決めをしております。 それから、また今後も町が財政出動をしない範囲での国・府の事業というのは積極的に実施を促していきたいというふうに思っておりますので、そうした国庫、また、府で何らか投資されますと、そこはまたそれで、そういった約束事が継続する担保にもなりますので、そういった場面ではしっかりと関与ができるのではないかというふうに思っております。 ○議長(多田正成) 下村議員。 ◆5番(下村隆夫) 確かに今、農業に、世界はアグリビジネスというような言葉が生まれたぐらいですから、ある面、過渡期に入ってきてると思います。 ただ、ここの米飯さんは、あくまでも加工所なんですね。ただし、与謝野町の豆っこ米等をかなりの金額でご購入いただいております。そういったことは農家を守ることになるんで、やはりある一定の数量、一定の価格、こういったものにおいて農家を守るということも必要だと思います。話が脱線するかもしれませんけども、玄米でも3キロ当たりが3,000円ぐらいで売れるそうです、東京では。何も精米した白い米じゃないそうです。 そういったビジネスもできるという意味では、せっかく優良産品になっていらっしゃるわけですから、もう少し販売するほうの努力も考えていただければと思います。特に、与謝野町でどこで売っているのか分からないというのが一番困るんですね。昨日のテレビでも、工場まで来たら渡しますとおっしゃってましたけど、売る姿勢があるのかどうか、民間となって。そういう販売のノウハウがあるのか、ないのか。確かにサービスエリアは随分と行っていらっしゃいます。 ですから、先般見た原価率では、コストが非常に高い、そういった中で問題のある企業と私は認識しています。そういった指導もしないと、やはりこの町であって、この町で買う場所がないというようなものを本当に、言葉悪く言うと、自由にしていいのか、やはり町のある程度の監督下に置いておいたほうがいいのか、それが民間になった場合の株式の25%は必ず維持してほしいというところに議決権も当然出てきますから、そういったことも考慮していただきたいと思います。その辺はいかがでしょうか。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 町がしっかりとその自由、いわゆる解き放って、自由にさせていいのかという点については、様々な角度から、少なくとも、今現在でも精米施設でありましたり、貯蔵施設については、地方創生交付金の公費が入っておりますし、そういった部分では、しっかりと管理監督、管理はできないとしましても、補助金上の監督指導等はしなければいけませんので、しっかりそれはしていくということであります。 それからまた、株式の保有につきましては、やはり理想は第三セクターから解消するということが一番最上位の目標ではあろうかと思いますけれども、そこに行きます過程においては、十分この保有率の推移といいますか、段階といいますか、それは今後しっかりと協議をしていきたいと思いますし、議会のほうにも共有させていただいて、ご意見、議論がさせていただければと思っております。 ○議長(多田正成) 下村議員。 ◆5番(下村隆夫) 終わります。 ○議長(多田正成) ほかに質疑はありませんか。 2番、永島議員。 ◆2番(永島洋視) それでは、財産の無償譲渡についての議案について、質問をさせていただきます。 この工場ですね、工場の、それから会社の立ち上げ、これに私は関わりをさせていただきました。また、数年前までは、短期間でしたけども、この会社にも在籍をさせていただいたということで、その辺の事情もよく分かりますんで、その辺も加味して質問をさせていただきたいというふうに思います。 山崎議員も質問をされましたが、この会社、今回、譲渡されるということは、いわゆる民間に移行していく、そういう中途の今段階、第一段階に入ったんかなというふうに思っております。旧加悦町のときにですね、これ建てた施設なんですが、何で町が、こんなすし屋をやるんだということで、非難ごうごうであったわけなんですね。確かに営利事業です。これは本来は民間が行うべきものだというふうに思います。しかし、その当時はですね、地域の元気、活性化がないということで、自治体が第三セクターの会社を立ち上げて営利事業をやっていくというとこに踏み出してきた、そういう歴史的な経過があるわけです。 そういうことですから、目標はやはり自治体が関わらなくても事業が成り立つ、そういうとこへ持っていくというのが、基本的に私は本来のあるべき姿ではないかというふうに思っております。 そういう意味でいくと、今回の財産の譲渡というのは、その中途、第一段階であって、いうたら成人式を迎えた、そういう喜ばしい事態であるというふうに私は思っておりますが、その辺は町のほうは、そういう考え方でおられるのかどうなのか、その点を確認をしたいというふうに思います。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 私も同じ認識でございます。 ○議長(多田正成) 永島議員。 ◆2番(永島洋視) それでですね、次にですね、非常に農林課のほうからは、細かい、よく分かる資料を作っていただいてまして、これを、資料を見ていきましたら大体分かるわけですが、この議案については、次のような目的があると思うんですね。施設が整備されて20年以上が経過しています。改修がどんどん必要になってきとるわけなんですね。特に機械設備については、相当古くなってまして、私が知っておる限りでも急速冷凍機や炊飯器ですね、これの更新が、もう近に必要になってくる、そういう時期が来ておるというふうに思っております。 今後、町が、この施設を維持をしていくということになれば、こういった改修費用にどれぐらいの金額が、投資が必要になるのか、その辺について、町がどういうふうに把握されているのかを次に聞かせていただきたいと思います。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 今、おっしゃいましたように、喫緊の更新を町のほうに要望いただいておる部分でいきますと、炊飯設備がございます。これにつきましては約2,700万円、また、排水設備が建設当時から、まだ大規模な修繕といいますか、更新を行っておりません。これが約5,000万円、喫緊でも、その部分は、ここに至るまでに、町のほうには相談といいますか、計画として頂いておったという部分であります。 また、これはちなみに、仮に建物の解体費用というところまでいきますと、公共施設総合管理計画の試算でいきますと4,200万円という額が出ておるということです。 ○議長(多田正成) 永島議員。 ◆2番(永島洋視) 今後、この施設を維持をしていくということになれば、町側には多額の改修費用の負担が今後、予定がされておると、していかなければならないということだというふうに思いますし、今回、譲渡することによって、町はもう、その責任がなくなるという考えが一つはあると、会社側にとっては担保物件がないわけなんですね。 お米を農家から買うにしても、私が経験しただけでも、銀行から5,000万円ぐらいお金を借入れをせんなんわけです。しかし、担保物件が全くないわけです。そういう中で借入れをせんなんというのは、非常にハードルが高かったという記憶がありまして、そういうこともあってですね、会社としては、そういう資産も一定持ちたいという、そういう思いがある。双方の考え方が今回、一致をしたと、そういう結果が今回の、この議案の提案になったというふうに思っておりますが、そういう考え方でいいのかどうなのか、その点も併せて確認をしていきたいというふうに思います。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 決して責任を逃れたいということが上位にあるということではありませんけれども、先ほど申し上げましたように、財政状況を見ますと、なかなか先ほど計画で2,700万円という炊飯設備を町がするといった厳しさというのは当然あるということであります。 一方では、国の事業等でも、お米を付加価値をつけていく事業、これらについても、かなりああいった農家じゃない民間でも事業の対象となる部分が増えてまいりましたので、そういった意味では、町が事業主体にならずとも民間、ファーマーズライス社が事業主体となって有利な補助事業もできる、そういった環境もあるということが、この間の一つのきっかけにもなっております。 ○議長(多田正成) 永島議員。 ◆2番(永島洋視) 次にですね、先ほど質問がありました、冷凍室等の非常に高額な工事を会社が全額負担でやっておるという点でありますが、この点は私が少し補足をしておきたいというふうに思います。 これは、あの施設は冷凍商品を作っておる会社です。冷凍庫にはいっぱい製品が入っておるわけですね。温度がもう0度ぐらいになるだけで、もう商品としては成り立たないということがありまして、冷凍庫の故障というのは命取りになる。会社側にとって大打撃になることですので、町のほうの予算の可決とか、そういうことを、もう待っておれないという事態があるわけですね。 指定管理の契約の中では20万円以上のものについては、町が負担をするということになっとるんですが、そういうことがありながらでも、そういった町の予算づけを待ってからの工事では対応ができないということがあるということで、そういうものが積み重なって、こういう結果になっておるんだというふうに、まず理解をしていただきたいというふうに思っております。 それで、今回、先ほども企画財政課長のほうからもありましたが、辺地債が、まだ、残っておるんですね。それにつきましては、その交付税で返ってくる分以外の分を今回、会社のほうから繰入れ、雑入に入れてもらっておるという説明でしたので、町のほうは実質的な、このことによる損失や負担はないというふうに理解をしたらいいと、私は思うわけですが、その考え方に間違いがないかどうか、よろしくお願いします。 ○議長(多田正成) 小池企画財政課長。 ◎企画財政課長(小池大介) そのご理解で、私も同じでございます。 ○議長(多田正成) 永島議員。 ◆2番(永島洋視) 次にですね、先ほどの質問もあったんですが、減価償却が残っておるのに、その資産を譲渡するのはいかがなものかという、そういうご質問もあったというふうに思います。 ただ、この会社は、もう次から次に機械を、もう古くなって更新をしていかんなん、そういうことが先ほどの質問でも大体分かってきています。ということは、次から次に償却残が残った設備が出てくるということですから、いうたら将来にわたって、いうたら償却はずっと続いていくわけです。どこかで整理をしなければ、ずっとその償却残というのは出てくるということだというふうに思いますので、その辺は、そういう理解をしていただきたいというふうに思っております。 最後なんですが、私が思ってますのは、この事業はですね、雇用を生み出していくということと、それから地元で作った米をやはり有利に販売をしていくと、この二つの大きな目標があったわけですね。 結局、雇用は今130人まで増えております。米もですね、いうたらほかの米を買い取る会社がですね、ファーマーズが高く買い過ぎて困るわというて言われるぐらい農家からは高く買わせていただいとるというふうなことで、農家の皆さんにとって非常に喜んでいただいとるわけなんですね。そういう意味では非常に地域に貢献をした会社になったというふうに思っておりまして、当時は赤字続きでですね、給料も払えなんだ会社なんです。それが今日こういった事態になったということは、非常にうれしいことだというふうに思っておるわけですが、今回のは資産の譲渡、無償で譲渡されるということだけであって、第三セクターではなくなるということではないというふうに思います。 いうたら、その雇用の面でも地域の米を使っていくという点でも、やはり第三セクターであるからやっていただいておるという面があるというふうに私は思っておりますので、ぜひとも当分の間は、この第三セクターの会社というのは、ここは堅持をしていただきたいということをお願い申し上げまして質問を終わらせていきたいと思いますが、町のほうの考え方を聞かせていただきたいというふうに思います。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えいたします。るる議員おっしゃっていただいた、私も旧加悦で、その流れというのは、まだまだ若かったですけども、見させていただいたということはよく理解をさせていただいております。ただ、今おっしゃいましたように、第三セクターというのは国の流れとしても、もう役目を終えたという流れは、これは国ももっております。 ただ、おっしゃるように二つの大きな目的がありますので、これを、まあいうたら間違いないようにしなければ元も子もないと、この会社を立ち上げて、ここまで成長を見守ってきた意味がないというふうに思っておりますので、先ほどから課長が言ってますように、そこはやっぱり慎重に今後、議会の皆さんの意見も聞きながら、また会社の意見も聞きながらということになると思いますので、そこはまた、いろいろと相談をさせていただかなければならないというふうに思っております。 ◆2番(永島洋視) 終わります。 ○議長(多田正成) ほかに質疑はありませんか。 3番、杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 2回目の質疑をいたします。 ただいま永島議員が若き日に担当課でファーマーズライスを苦労されていたのをしみじみと、胸に染みる思いで聞いておりましたので、私の質疑がですね、議事録に落とし込まれて、しっかりとそういう方向で行くことを願いまして、質問を今回はしたいと思います。 ここに書かれてます町の有利性につきまして、株価が、株の価値が上がるということを、まずお聞きしときたいというふうに思います。その一つの理由はですね、出店された場所が、近江八幡という町並み保存で大変有名なところでございまして、その隣に、隣というか、その横に出されたということは、大変よかったと思うんですけども、たねやさんという有名なお菓子屋さんの横にあるということと、京都大丸店、それから京都駅ビルにあるという、この3店がですね、このコロナの中でも優秀な成績であるということを課長から聞いております。 まず、この点から確認しときたいと思います。よろしく答弁お願いします。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 今おっしゃいましたように、高速道路以外でも一定の販路を開拓をされておるということであります。また、最近ではコロナ禍が回復しつつあるという、これは何とも言えませんけれども、あるという状況の中では、JRの駅構内の店舗も今の状況でいくといっても、まあまあ調子が期待できるというようなこともお聞きをしております。 ファーマーズライス社の株の価値が上がるという点につきましては、これはいわゆる一般的な話として資産が増えるので、そのまま上がるという一般的なことを示させていただいたというものでございます。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 出資金が4,000万円だと思います。町の出資金。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 町は4,000万円の株を持っております、額面としまして。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) その取扱いを慎重にしていただきながら、三セク解消の方法と経過の予定をお聞きしときたいと思います。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 解消の経過につきましては、今回の、この議論でもいろいろな意見がございます。そこは十分メリット、デメリット、十分協議、検討して進めてまいりたいと思います。ただ、現実問題として4,000万円の株を、額面です、これは。を譲渡するときに、買っていただく相手方があるかどうかということ自体がありますので、こちらが、いくら勧めても買わないというところもございますし、そういった面では譲渡する相手方であったり、また、その価格ですね、価格の選定であったり、そういった部分から議論が進んでいくというふうに思っております。 将来、やはり目指すところは完全な民営化というところだと思いますので、そこは見据えていくんですが、その過程については十分慎重な議論、検討をしていきたいと思っております。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 次は、先ほど議論させていただきました、財産処分の承認の協議中ですね、農林水産省、財務省との協議が確認できてからの話になっていくということを確認しときたいと思います。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 特に、農林水産省は農林課でやりますので、今やりとりをしております。いろいろとその有償譲渡、無償譲渡、そのそれぞれにおいて出す申請の様式でありましたり、異なってまいります。 ですが、今の今日現在におきまして、無償譲渡で譲渡する場合は、比較的簡単に進むと、それを推奨しておりますので、進むということをお聞きしておりますので、ただ、議会の承認が得られないと、実際の、本当のスタートラインには立てないということがございますので、実際の申請についてはお認めをいただいた後になるということでございます。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 続きまして、先ほど出ましたファーマーズライスの第2工場は基本設計の遅れになっております。そこで、資金調達につきましては、町当局もしっかり協議の中に入りまして、慎重に進めていただくことをお願いしたいと思います。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 第2工場の設計につきましては、やはりこのコロナ禍で、町との、その部分での打合せ協議の中でも、まだ、熟していないということをお互い確認しまして、延期をしたというものでございます。決して、拙速な物事の運び方をしていないというようなところでございますので、ご理解をお願いしたいと思います。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 財産の契約をする場合に、当然なことでありますけれども、先ほどから出てます、地元産の米を最優先で買い入れて、地産地消を実行するということも確認しておきたいと思います。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) ここは、地元産の米を最優先ではなくて、地元産の米のみを使うということで、一定覚書を交して、担保をしていくこととしております。これはお互い合意をするということでございます。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 最後にですね、当然なことでありますけども、これも議会、町民が納得する情報公開を必ずするということを確約をお願いしたいと思います。 ○議長(多田正成) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) これまでどおりしっかりと、少なくとも定例会の常任委員会の場では進捗等、報告をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 最後になりました。副町長にお尋ねしておきます。役場の中にあります、財産に関する委員会におきましてですね、慎重に慎重に、この件は議論していただくことをお願いしたいと思います。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えいたします。この間、財産管理委員会では、もう数え切れないと言ったら語弊がありますけども、慎重に、この件につきましても、ほかの件につきましても審議は尽くしてきたというふうに思っております。 したがいまして、今後は、この状況がどう進んでいくのか、当然、第三セクターの株の問題なんかも町の財産になりますので、この委員会の関わりというのは、これは当然続いていくというふうに思ってますし、課長が申し上げましたように、決算の中では第三セクターである以上、会社の決算書というのは出てきますし、これは議員の皆様にもお伝えをしていくということですし、株主総会にも、オブザーバーではないですけど、第三セクターということで出てますので、その状況なんかも常任委員会では説明をさせていただける部分はさせていただくということだというふうに思っております。 ○議長(多田正成) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 以上といたします。 議事録にしっかり書いていただいたと思います。ありがとうございます。 ○議長(多田正成) ほかにありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第122号を採決します。 本案については、原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第122号 財産の無償譲渡については、原案のとおり可決することに決定しました。 お諮りします。 本日は、この程度にとどめ延会したいと思いますが、ご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(多田正成) ご異議なしと認めます。 よって、本日は、これにて延会することに決定しました。 本日は、これにて延会します。 この続きは、明日12月17日午前9時30分から開議しますので、ご参集ください。 大変お疲れさまでした。     (延会 午後4時43分)...